「神様?」

「ねぇ!すごいきれいだよ!」

海を見て隣で神様が言った。

前の世界で例えるなら───

「ねぇ聞いてるの?」

「ん?あ~聞いてた聞いてた」

「きれいだよね海!」

「あ~まぁ…そうだね」

「ホントにそう思ってるのかなぁ~?」

「…それより街は?」

「ねぇ、海で少し遊んでから街にいこうよ!」

「神様がそう言うなら…」

トロピカルジュースを飲みながら神様と二人きりで海辺を歩いた

 夕陽に照らされた神様。

…か、可愛い…

そうだ!ずっと前から気になっていたことを聞いてみよう

「神様!名前って聞いても良いですか?」

「……今なんて?」

小首を傾げる神様。

その仕草も可愛いな…

「その…神様の名前が知りたいなぁ~って…」

「………」

「神様?」

「……もう寝る…」

そう言って神様は寝てしまった。

神様、どうしたんだろう…

そう考えながらカフェーオーレを飲んだ。

「やっぱ美味しい…」

しばらくそんな呑気なことを考えて眠りについた。

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イラストレーター異世界に!? 月天 @nemuinndayo

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