本当に本当に本っっっ当に、面白い

読後、面白い!続きください!と、切実に思いました。

絶望し、人間不信に陥った事からの思い切りの良さが、本当に清々しいです。
世界を呪って何かしようとしてるわけじゃない所がポイントです。

良い人って思われたいっていう、コミュニティに属している人間の本質をぶった切って捨てて、周りに期待を一切しない主人公の悲しさを、彼女のパートナーが常に思いやってくれてるのも良い。
パートナー自身は、その気持ちを捨てきれないし、主人公を見るたびに、捨てきっちゃいけないなーと感じつつも、主人公の潔さに癒されてるのが、なんか、良かったねぇ…って思います。(本文にそんな記述はありません)

友情ともちょっと違うし…傷の舐めあいとも、ちょっと違う。
不思議だけど、読み心地の良い二人の物語です。