永遠☆JK
米俵
永遠☆JK
「いっけな〜い!遅刻遅刻!」
私、
ドンッ
「きゃ!ご、ごめんなさい!怪我はないですか?」
キタキタ!この展開を待っていた!
…って、なんだ、女の子か〜
「大丈夫!こちらこそごめんね?あ、制服同じじゃん!新入生!?」
「え、あ、はい!今日
でもこの人、よく見ると美人だ〜!
「私も1年!マツナ!友達にマーちゃんって呼ばれてたの!タメでいいよ!ところで、あと1分でチャイムがなる訳だけど、今から走る?」
「無理だね!!」
しかしこれはイケメンと一緒に遅刻して仲良くなるキッカケを作るための作戦!のはずだった!
「流石に初日から遅刻したら怒られるよね〜。…よし!じゃあ飛んでこっか!!」
え、飛ぶ?
「飛ぶってどういう…」
パチンッ
マツナちゃんが指を鳴らすと、私の体は宙に浮き学校の方に向かって飛び始めた。
「ぇぇえええええ!!??な、なにこれ!!
飛んでる!?なんで!?」
「暴れるとバランス崩すよ!ほら、学校が見えてきた!これで間に合うね!」
「マツナちゃん!?一体何者なの!?」
「私?私は大魔女マツナ!1669年生まれ!年齢は350歳!学生歴101年!JK歴は今年で71年目!このことは絶対秘密ね?」
真っ黒な髪を激しくなびかせて、マツナちゃんは最高の笑顔でそう言った。
私の高校生活最初の友達は、魔法使いの女の子でした。
永遠☆JK 米俵 @okome05
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