自分語りをします!
昔。学生時代にテーブルトークRPGを嗜んでいた頃。ロボファンタジーもので聖刻(ワース)ブレイドなんてシリーズがありました。
もうね。
読んだ開幕でこれを思い出しのめり込みましたよ!
剣と魔法のファンタジー世界の機械、巨大騎士のパイロットになってしまった、異世界からやってきた稀人である主人公クロードは、侍としての剣技と、パートナーのレヴィアの魔法の力を駆使し戦う姿も凄いんですが、文章の表現力もまた凄い。
世界観にマッチした重厚感。
そして、何より巨大騎士=ロボ系のアクションもまた、緊迫感がありながらも躍動感も感じさせて、唯々感服いたしました。
クロードの戦功から、まさかのあんな地位についてあんなこんなあるなんて!
という部分が色々ある本作。
異世界モノ、そして剣と魔法を駆使するロボ物好きなら是非読んでみてください!
その世界では、人類は滅亡の危機に瀕していた。
ミノタウロス、ディサウルス――魑魅魍魎跋扈する混沌の異世界。
人の背丈の何倍もあるような巨躯の怪物たちが猛威を振るい、人類は徐々に窮状へ陥りつつあった。
人類は巨大騎士を駆使することにより、怪物たちと立ち回る。
それでも劣勢であることは否めず、次々に戦士たちが倒れていく――。
その中、不意に現れた一人の剣士、斑目蔵人。
彼は巨大騎士でも苦戦する大型の異形を瞬く間に斬り伏せる偉業を成し遂げる。
その圧倒的な剣技が道を切り開く一方、運命は残酷な方へと動きつつあった。滅亡へ向かいゆく人類を救うため、時代遅れの剣士が地を駆ける。
迫真の剣技で繰り広げられる激戦。
さらに、巨大騎士――つまり、巨大ロボに搭乗し、それを駆るためにスケールは段違いだ。地を砕き、空を震わせる迫力が剣技を彩る。
さらに蔵人の仲間となっていく面々も個性的であり、飽きが来ない。
彼らが斬り開く未来を見届けよ。
この世界では、様々な種が覇権を握ってきた。そして現在、その覇権を握っているのは人間だ。しかし、人類の脅威となる者たちが現れ、人間たちはその対応に迫られた。人工筋肉と魔導の血液で動く巨大騎士を、騎士と魔導士がバディとして操作し、敵を撃破する。そんな中、一組の男女のバディが操作していた騎士が、敵の攻撃にあい、絶体絶命のピンチを迎えていた。そこに現れたのが、主人公だった。
剣豪でありながら、今はしがないサラリーマンをしていた主人公。どうやら主人公は地球という異世界から、マレビトとして、この世界にやって来てしまったようだ。激しさを増す戦いの中で、主人公は頭角をあらわすものの、その国の国王に危機が迫っていた。
果たして、国王と国の行く末は?
主人公が行く、覇道とは?
是非、御一読下さい。