すごい見物です🙋セトとエルの二人がいい味出してます
そういえば最近こんな雰囲気のものを読んだなと思いつつ読んでおります、劇小説っぽいなと思いながら。登場人物の心象や思い、お話が始まるまでの関係などがわかりやすく、読みやすいです。区切りごとにひとりの人物を明確に描写してくれるので物語の雰囲気が掴みやすく、人物の内心もわかりやすいですから、あんまり読んでないかと思いながら読んでいるとすぐに次の話に行ってしまうほど読みやすいです。つづきを読むのが楽しみです
まだ折り返しですがどうしてもレビューを。各話ごとに一人称が変わったり、三人称になったりとかなり変則的な構成ですが、それが物語を多角、重層的に描いていきます。特殊な力をもった三人の少年少女を軸に、その友人、師匠との人間関係、神殿や軍部などの対立、そして黒い大地に住む化外の人々……。様々な要素が絡み合い、錯綜し、階段都市を揺り動かしていきます。まだ半分というより、もう半分と言った感じで、これからが楽しみです。