知る人ぞ知る、文武に秀でた美しい女城主の物語。一つひとつの言葉の選び方、エピソードの背景、事件や事物の描写、いずれも深い時代理解と考証に支えられていると感じられます。あえて定説と異なる新解釈も入っているようですが、それこそが歴史小説の醍醐味。18話まで読んだところでは面白く読ませて頂きましたし、前述の通り根底に確かな歴史理解が感じられますので、この先もその創作を信頼して楽しく読めると思います。
鬼がついているのはだいだい好きですが、戸次の鬼姫は今までにないといいますがとにかくかっこいいと思いました。