女の膿

第17話 息子にも悪影響

義理姉と同居するにあたり、自分の部屋を義理姉に奪われた息子も悲しそうに私に聞いてくる。

「あの叔母さん、いつまでうちに居るの？」

「あの叔母さんと、いつまで一緒に住まなくちゃいけないの？」

それに、息子が言うには

義理姉の部屋から、よく変な声が聞こえてくるらしい。

映画で男と女が重なって密着してる時の声。

そう、義理姉は１人で部屋で自慰行為しているらしい。それも頻繁に。

息子に言われる前に私は義理姉がメル友に宛てたメールに自分が自慰行為してる事を書いていて私は知っていた。老婆からこんなカミングアウトをされ、メル友さん相手はドン引きしていたようだった。そりゃ、そうでしょう。

かと言って義理姉に

「息子に聞こえるので自慰行為するのを辞めてもらえませんか？」とは言えない。

全く、困った老婆を引き取ったものだ。

義理兄弟と狭い家で同居してるのだから声が聞こえるのは本人も分かっているはず。わざとなのか？家族への嫌がらせ？

特に息子が義理姉の部屋の近くに居ると分かるとわざと自慰行為の声を大きく出してくるらしい。

息子も気持ち悪がっている。

この色ボケ老婆、どうにかならないものだろうか。

息子の友達が家に大勢遊びに来た時も

義理姉は自室から出てくるまではしなかったものの、わざと聞こえるような大きな声で自慰行為を始めたそうだ。

息子の友達達は気持ち悪がって、それぞれに

「キモっ」

「この婆さん、頭おかしいんじゃね？」

「婆さんのヨボヨボの裸なんか誰も見たくもないわ！」

とみんなが口々に言い放ったそう。

すると義理姉は声を出すのを止めて静かになったらしい。

性に興味を持ち始め、体が敏感な息子の年頃でも、老婆の裸体や性行為には性欲は刺激されず笑い話にしかならないそうだ。