第4話◇シロマルとテイル

僕は夢を見るんだ

テイルと仲良く走ったり、じゃれ合ったりする夢なんだよ

夢のなかでテイルに聞いてみた

「僕は会いたいのに、どこにいるの?」

「遠いとこさ」

「僕には行けないところ?」

「うんと遠いし、まだ来ちゃ駄目なんだよ、でもきっといつかはあえるよ」

「そこはどこ?ご飯は食べれるの?僕は優しいおばあさんがいつもご飯をくれるからいつもお腹いっぱいだよ」

「きっと、そのおばあさんはシロマルのことを守ってくれるよ」

「そうなんだ、おばあさんはいつも頭を撫でてくれるんだ、暖かい手で」

「だからね、シロマル僕に逢う日まではおばあさんと一緒に暮らすといいよ」

「うん…そうだね…いい子にしてる」

「ずっと先になるかもしれないけどまた一緒にかけっこしようね」

「うん…またギュと抱っこしてね」

「もちろんさ…僕達はいつまでも友だちなんだからね」


僕は時々テイルの夢をみる


暖かくて優しい夢をみる


「おばあちゃん!お腹すいたよ」

ワンワンと吠えてみた。




🐶おしまい🐶


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クマの僕とシロマル あいる @chiaki_1116

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