33.現代思想入門

 去年から今年くらいにかけて、やたらと売れた千葉雅也さんの新書。フランス現代思想のに入門書、正確にいうなら、「入門」のための「入門」、門前という感じでしょうか。デリダとかドゥルーズとかフーコーの、「脱構築」とか「エクリチュール」とか、なんだかよくわからないけどカッケーことを、大変わかりやすく説明してくれています。その考え方がふとした瞬間に腑に落ちる感覚が気持ちいい、そんな本です。

 哲学の新書があれだけ売れるって、人文の分野もなかなか捨てたもんじゃないなと、そう思わせてくれた点でもすごい本だと思います。

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青豆の図書館 青豆 @Aomame1Q84

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