「謎を解けるか一億人!……なんちゃって」 byミイヤ
「こんにちは、おねーさん。ミイヤの世界にようこそおいでくださいました!諸事情で喋れないって事だったんですけど、どうやってコミニュケーションをとればいいですか?」
『(スマホの紋章を起動する)ワタシの名前はイザホ。これでいいかな?』
「わ!なんですか、今の光!……じゃなくって、イザホさんっていうんですね。ミイヤはミイヤです、よろしくお願いしますね!」
『(お辞儀をする)』
「それでそれで、今の光って何ですか!?魔法ですか!?異能ですか!?それとも神技ですか!?」
『これは“紋章”。中世の魔女が使っていたとされている魔力を人の体に埋め込む技術。埋め込んだ紋章に触れることで、その紋章が起動できる』
「すごい!今の以外にも、できる事ってあるんですか!?」
『荷物を入れることができる“バックパックの紋章”、体や物を治す“治療の紋章”、ホログラム映像を出す“ビデオの紋章”、国語や英語などの特定の知識を与える“教科書の紋章”(他になにがあったか考えるように、左胸を押さえる)』
「ほぇ~、便利なのですねぇ。ミイヤもそういう能力欲しかったです」
『ワタシの世界では、普及している。よく見かけるよ』
「いいな~。……あ!えっと、脱線しちゃいましたね。えっとまずは……あそうだ!ズバリ、イザホさんって何者ですか!?」
『(再び左胸に手を当てて、しばらく黙ったのち)何者なのかって言われると、よくわからない』
「え?自分が何者かわからないんですか?記憶喪失とかそーいう奴ですか?」
『記憶喪失とは違うかも。生まれたきっかけが(ここで手を止めて首をかしげる)。マウがいないから、説明が難しい』
「ほぇぇー。よくわかりませんけど、結構重いモノを背負ってるのですね。興味本位で踏み込んでごめんなさいです」
『だいじょうぶだよ。別に自分のことが他人に知られることは気にしてないから』
「じゃあ、話を変えちゃいますね。えっと、今日は相方のウサギさんはいないんですね。普段は一緒に行動してるって聞いてたんですけど」
『うん……熱が出ちゃって……(手を止めて心配そうに壁を向いて、首をふる)帰ったら、すぐに看病する』
「にゅー。ウサギさん、もふもふしたかったのですよー。ちなみに、そのウサギさんはどんな方なんですか?」
『マウは“知能の紋章”によって、知能を持った白ウサギ。二足歩行で走って、“声の紋章”でおしゃべりができて……あと、とってもオシャレさん』
「みゅ!喋るウサギと少女のペア。それだけ聞くとメルヘンチックですね!」
『(珍しいの? と言わんばかりに首をかしげる)』
「まあ、実際にはそんなのほほんとした世界ではないみたいですけど。特に、イザホさんが今滞在してる街は。……えっと、なんて名前の街でしたっけ。ついでに、わかる範囲で街について解説を頂ければ」
『“
「そうなのですね!でも、そこって何か事件があったとかなんとか……訊いちゃって大丈夫ですか?」
『(心よくうなずく)この街には、10年前にバラバラ殺人事件が起きていた。キャンプ客の5人と身元不明の少女の死体が、それぞれのパーツだけ発見された事件。ワタシたちが引っ越して来たのも、その事件を知りたいから』
「うにゃ。一気に世界観がダークになりましたね!でも、おかげでなんとなーくミイヤにも掴めてきましたよ。いろいろと」
『(伝わって安心したように笑顔でうなずく)』
「まあ、ここで話すのもあれなので、詳しくは本編の方でって事で。……そういえば、イザホちゃんってこまめにメモとってましたよね。あれも読むことができるのですよね?」
『(ちょっと考えてから)“下書き共有ギミック”のこと? 下書き共有ギミックは、本文中に出てきたURLのリンクから、専用の下書き共有ページに飛べる機能を活用したギミック。本編とちょっと外れたサイドエピソードや、ワタシのメモが見ることができる』
「ふむふむ、なるほどなのですよ」
『この説明で伝わったかな?』
「問題ないと思うのですよ。それより、そろそろ時間が来そうなのです!最後に一言、インタビューの締めをおねがいしたいのです!」
『オロボ46という人からの伝言。“この物語が、誰かの紋章となりますように”……ワタシもマウもよく意味がわからないけど、ミイヤさん、わかる?』
「にゅー、ミイヤにはじゃあ今回はこれでおしまいでーす。次があればまたお会いしたいのですー」
『(笑顔で手を振る)』
↓より能動的に楽しめる工夫が満載です!
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