人間で言うところの感情や成長、変化をアンドロイドに置き換えた表現。閉塞感と迫る終末感、焦燥感。そしてルビの使い方。短い文章ですが、読まされる要素が本当に多いです。素敵な作品をありがとうございます!
本業は編集者です。 TV・新聞・雑誌・WEBメディア・SNS、情報が氾濫している現代。 何が正しいのか、誰が正しいのか、どこが間違っているのか、常に混乱し続け…
人工衛星を管理するアンドロイド、ARiA。彼女は孤独に”彼”を待ち続けていた。そして、ARiAが一人になってから十六年目のクリスマスがやってきた。聖夜の星の中で、機械仕掛けの少女に訪れる奇跡とは…続きを読む
崩壊を待つ人工衛星、長い時間を変わらずに待ち続けるアンドロイド、いつまでも変わらない星空……。美しいイメージの詰まった短編SFです。クリスマスが近づいたら、また読みに来よう。
ルビの振り方がまず秀逸で、世界観の表し方がとてもお上手。寂しさのある一人称で紡がれる退廃的な空気は、読者を引きずり込みます。SFといっても難しくなく、さりげないオリジナリティが組み込まれているの…続きを読む
壊れゆく人工衛星Airに残されたARiA。ARiAはアンドロイドである。しかし、人間と同じように心を持っている。終末感あふれる世界に、切なさと美しさを感じる。言葉が綺麗で、描写が心に浮かん…続きを読む
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