第6話 残念未来
そうして、轆が勇者達を宿屋へ連れてきた。
槐「あっ……おかえり・・って、その人たちが勇者さんたち?」
轆「ああ…、そうだ。ご覧の通りぼろぼろだがな。さて、まず槐の宿屋で
しらたまぜんざいに、こやつらを変化させてもらいたい・・」
「できるか?」
槐「……で、できるけど……。なんで私がしらたまに変えられるって
知ってるの??話したことあったっけ・・」
轆「いや、ない。ただの元魔王の勘ってやつだ。」
槐「わ、わかった……ひとまず宿屋へ・・」
そうして勇者たちは、奇妙な白玉ぜんざい魔法により
まさかの白玉ぜんざいに変えられてしまった・・・・
勇者達「……ん・・・こ……ここは・・・」
槐「目が覚めた??ふふっ。どう?今の気分は?」
勇者達「君は……一体・・・って きゃああああああああああ」
自らの姿に気づくのに時間はかからなかった。
勇者達「ど、どゆこと??何、熱い液体??って・・・これ
しらたまぜんざいじゃないか!!!!!?」
槐「なかなかのリアクション……ちょっぴりかわいそうだけど
元魔王様のいいつけだから我慢してね♡」
勇者達「お、俺達白玉ぜんざいに変えられちまったってこと??
ど、どうするのよおこれ;もうお嫁にいけない・・・」
槐は、何やら瓶を開け勇者達を瓶詰にしようとしている・・・。
勇者達「な、何する気だっ?! ま・・・まさか、やめ・・・っ」
ご察しの通り勇者たちは白玉ぜんざいの姿のまま、瓶に保管されてしまった。。
槐「さてと・・轆~~??この後どうする~?」
轆「ふふ、勇者達よ。魔物界や魔法少女界でしらたまエキスが現在高値で取引されているのでな」
槐「な、なるほど~~ってことは勇者さん達をエキスにして
魔物界や魔法少女界で売っちゃうってこと??さすがは元魔王様♪」
勇者達「お、俺達売られるのか?!ちょっとまて、さっきから元魔王様って…
まさかさっきのへにょへにょまんは・・・」
轆「今頃気づいたか・・・、ふふ。ま、まさかレベル1の洞窟で元魔王に鉢合わせするなぞ思ってもないだろうからな・・」
「そもそもお前たちの身ぐるみなぞ雀の涙程度だろうし・・」
槐「こ、これなら生活していけそうねっ……!」
ぴこーーーーん ぴこーーーーん!!!!
轆「ふふっ、次の獲物<勇者達>がきたか……」
勇者達「来るなーーっ!!」
槐内心:さて・・しらたま勇魔汁の完成が待ち遠しいわ……
一体いくらの値がつくかしら?ふふっ……
私に囲いはいません。脱出魔法少女! しろくろぽん. @choppirikawatterunen1212
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