異世界転移物ですが、一味違います。
主役は死して、意識体ヘリオドールと同化し、召喚士のナーシェちゃんにサーヴァントとして召喚されます。
ふしぎの召喚士と二つ名を名乗るナーシェちゃんは、ギャンブルが大好き🎵
(おまけに回りからはお笑い召喚士とか言われている💦)
召喚した主役にはデカチ○コと言う名をつけようとしますが、当然の如く断固拒否されます。
主役の名は森田蘭丸。前世の記憶はありません。
少しずつ思い出して行くかもですが、召喚された当初は自身の記憶は名前しかありませんでした。
そこから蘭丸の苦労(だけじゃないけど)が始まります💦
そして、出て来る個性的なキャラ達‼️
あんまり書くとネタバレですから、とにかく読んでみて下さい‼️
カクヨムコン5参加作品です。
最初は、なんとなく見かけて、なんとなく読み始めた物語でした。
何話か読んで、合わなければ……
なんて思っていたのは読み始めるまで。
いつの間にか、もう1ページ進めておこうと思いたくなる程心を掴まれてしまいました。
この作品の大きな何かが裏に潜んでいる感じ、その中でもがきながらも解にたどり着こうと登場人物が1歩ずつ歩き出す様子。
そうして1ページ1ページがまるでパズルのようにはまっていく、独自の話数の重ね方と世界観が秀逸でたまりません。
少しずつ主人公達の心の距離が詰まっていき、信頼し合う仲になっていく過程も見守っていて心が温かくなります。ギャグも軽快でフフッとなること間違いなしです。
何より作者様の作品を書くにあたっての真摯な姿勢が素敵です。
ああ、これってちゃんと言葉の意味や事象を調べたり、現実との齟齬が出ないようにきちんと説明してくれているんだと分かるシーンも出てきます。
そんな作品を私のように、なんとなくでも読み始めてみませんか?
きっとすぐにみなさんのお気に入りの1作品になるはずです。
まず、話の始まり。プロローグから面白い。召喚の生贄にセミの抜け殻。そして案の定失敗して、出てくるのはミミズ。
そんな始まり方をしたから、次の話も面白い系なんだろうなと読み進めたところ、なかなかのお堅い文章。そのギャップにやられました。
そしてそのお堅い文章。読めば余程考察を練ったものなんだなと思わせるもので、思いつきで書けるものでも、テンプレでもない。しかも、面白い。お堅い文章が、(プロローグとは違う系統の)面白い。
ダブル面白い構想。
今後の展開に物凄く期待でき、そしてそれを裏切ることは無いだろうという謎の安心感も与えてくれる物語。
とてもいいと思いました。