貴方は私の中にある

第1話 プロローグ 的なもの

物心が着いた頃から貴方は私の側に居た

貴方は私の味方をしてくれる

嫌な事があった時、辛い事があった時、死にたくなる事があった時、必ず貴方は私の隣にいて優しい声色、言葉で私を励まし助けてくれた

だけどずっと不思議なの

私は貴方の名前を知らない

私がいくら聞いても曖昧に濁すだけで名前を教えてくれない

私は貴方の顔を知らない

声は聞こえるのにその方を見ても貴方は隠れていて姿が見えない

私は貴方の素性を知らない

誰も貴方の事を知らない何処に住んでいるのか、何処で何をしている人なのか　親や友達誰に聞いても誰も知らない

これは不思議な貴方と私の話

ねぇ、貴方は　　誰？