熱い。とにかく熱い。熱量が半端じゃない。皆が欲しがるものはここにある。

読んでみて、皆さんが熱い熱い言ってるのが理解できました。
主人公の真摯な性格に、癖のある脇キャラ。
絶妙な台詞回しも大きな魅力ですが、何より、本作は『速度感』の描写がずば抜けています。
全てをすっ飛ばす爽快感。
それを文章で表現できる人はそうそういないと思います。
あと、熱いキャラクターに対比するかのような静謐な描写。
精緻で、過不足なく、キレのいい表現。
読んでるだけでワクワクしてきます。

王道の物語に皆が欲しがってるものは、きっと全てここにある。
読んでない人はとりあえず読むべき。

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