第28話 谷頂ラブ

前回、まさかの破音があぴゃあぴゃランドにやってきて

ものすごく気まずい雰囲気になってしまったあいたち。。


あい「なんでGPSがここにいるのよ・・・そんな話一言もきいてないんだけど!!」


破音「……だよな。わ、わり・・その、ぐらに誘われてやっぱそのお前が……」


あい「あああああ、もう何??なんなの………」


ぐら、音那達「まあまあまあ・・・せっかく彼も勇気出してきたんだし、

色々回ってこようぜ??わっわた…わたしも皆さんと仲良くなりたいです……//]


あい「わ、わかったわよ……じゃああとで合流ってことでっ」


そんなこんなで各々一旦行きたいアトラクションに、おしゃべりしながら向かっていったのであった。


斎藤君内心:あいちゃん………ぼ、僕の事本当はどう思ってるんだろう。。こないだの夜イケメン効果切れたところで・・実は幻滅されてるんじゃないだろうか、、


斎藤君内心:だ、だがどういうわけか今仮にも一緒に居るわけだし・・お、おそらく嫌われてはいない?あのGPSもいるけど不穏な仲になってるみたいだし・・・


あい「ちょ、ちょっと聞いてんの?斎藤~!?」


斎藤君「えっ、な……なに??ご、ごめん・・・」


あい「だ~かあらあ、あんたなんのアトラクションにいきたいのよ??第一隕石がアトラクション体験なんて聞いたことないわよ・・」


斎藤君「ぼ、僕はあいちゃんと一緒ならどこへでも・・//]


あい「仕方ないわね……じゃ勝手に決めるからしっかりついてきなさいよっ!!」


そうこうしている間に距離をとりつつ、、破音はあいたちの後ろについていったのであった。。


あい内心:そういえば……音那さんとぐら君の仲、見ておかないとだよね……一応さりげなくみてくることにしようかな?


そんな中、偶等と音那たちも楽しそうなアトラクションへ向かおうとしていた……


偶等「お、音那……は 乗りたいものとか、その・・あるか??」


四囲「えっ?えっと……偶等君は何のアトラクションが好き…??」


偶等「お、俺は……そだな・・アレ乗ってみたい・・・」


ふと見上げると、偶等はあぴゃあぴゃランド一の巨大ギガントジェットコースターを

指さしていた。。


四囲「……えっ・・ええええええええ?!!」


偶等「いや……か?音那が苦手なら、、スパイラルコーヒーカップでもなんでも・・夜には、パレードもあるみたいだしっ」


四囲「……うんんっ私は大丈夫…っ夜にパレードあるの??……みたいな♪」


そんな会話を交わしつつ、巨大ギガントジェットコースターへ向かっていく二人。


その様子をあい達はベンチのそばの、こんもりした草葉の後ろから観察していた。


あい内心:わ~~なんだかんだうまくやってるじゃない、、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい・・//客観的に見てって言われたけど…今のところ何も・・


斎藤君小声「あいちゃん、あいちゃん……何してるの??こんなとこで・・・」


あい「しっ……、あの二人の様子みてんだからおとなしくしときなさいっ」


斎藤君小声「わ、わかったよ……ぼくほんの少しの間園内見て回ろうかな??絶対すぐ戻るから、ここにいてねっ!!」


あい「…はいはい、はいっ。分かったからいっといで??」


そんなこんなで、四囲と偶等はジェットコースターにのるため長蛇の列に並ぶことにした。


四囲内心:どうしよ・・どうしよ、ジェットコースター乗ることになっちゃったよ・・それだけでドキドキドキドキするのに…待ってる間何話しかけたらいいの//


偶等「……音那、わりいなこんな暑い中並ばせちまって… そだっ、これを・・」


そういうとおもむろにさりげなく帽子を取り出し、四囲の頭にちょこんとのせるぐら。


四囲「……えっ……//あ、、あり・・がと・・」


あい内心:うわああ、あんなさりげなく・・ぐらくん優しいなあ。ああいうのキュンキュンだよお・・会話がはずめばいいけど難しいのわかるなあ・・・


あい内心:今のうちに・・・、魔訶とかせっかくだしここへ呼んじゃおうかな??あの子に聞きたいこともあるし・・・


そんなあいを若干遠くから見守るかのように、見つめている…破音。


破音「……今日こそ、、もう一度思ってる事つたえねえとな・・・俺に落ち度がある。それは分かってる…だが、こんなGPS呼ばわりで終われるかっ」

そういいつつ右手の拳を気持ち強く握りしめている、破音。





そうこうしている間に、いよいよぐら&音那の番が回ってきた。


係員:「ご来園頂き誠にありがとうございます、こちらカップル2名様ごあんなあい~~!!」


ぐら、四囲 /////


ぐら「あっあの……僕らまだかっぷ……」


係員「はいはいはい、では一番先頭から順にお座りください。」


係員は話を聞こうとせず、上から体を保護するバーを降ろしジェットコースターの誘導をしていた。


係員「ええ、ええ、ええまもなあく~まあもおなあく~発車致します。」


開始音がけたたましく、ぷるるるるるるると鳴り響いた……


がっちゃん・・・・


四囲「きゃっ……!><//]


ぐらの右手の小指が四囲の左手の小指に、触れたり触れなかったりを

繰り返している・・


四囲「……い、いよいよだね……ぐら君……//]


ぐら「……ああ・・あ、あの……この間伝えそびれた3つ目、覚えてる…?//」


ぐらの問いに四囲は,とても気になりながらも無言のままいた。


ゆっくり、ゆっくり……高さを積み上げるかのようにジェットコースターの先の景色が見えなくなっていく・・・


がたんっ、がちゃがちゃ、がたんっ……





その日の夕方前・・・・魔訶家では


魔訶分身「……よっと……あの魔訶って子今はいないみたい。。この時を待ってた、ずっと・・ずうっと」


魔訶分身「……ふふっ、人間界の楽しいところでめいっぱい楽しんでこよ~~っと☆あのこがいないうちに・・・」



あい「なんとか魔訶達には連絡とれて、こっちに向かってるのはいいものの

斎藤……?!あいつ美少女をほっといて、どこいったのよお。おバカ隕石~?!」


あい「……ちょっと待って・・さっきまで全然きづかなかったけど・・

何、この長くて黒い毛。。あっちの方へずうっとつながっているような・・?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

自称恋愛マスター隕石?!ただならぬ奇跡の贈り物~ しろくろぽん. @choppirikawatterunen1212

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ