友達を消したい。
友達って難しくて、相手が何の言葉を求めてるのかも分からなくて、反応が薄かった時、誰かに仲間はずれにされた時、求めてない言葉を言ったりしていないか心配で、押し潰されそうになって、泣きそうになる。
私は、誰かに嫌われるのも、怒られるのも怖いんだ。
でも、そんな所周りに見せてはいけないから、笑って過ごす。
明日、友達に会うのが怖い。
学校行きたくない。
嫌われたくない。
嫌。
嫌。
でも。
私は強制的に「時」っていう電車に乗せられる。
だから、私は黒い気持ちも、友達への思いも、何もかも、抱えたまま生きて行く事しか出来ない。
大丈夫。
誰かがいる。
そう信じて。
いつもより少し遅く着いた教室のドアをそっと開ける。
誰か、居る。
「…おはy「おやおや!今日の朝いなかった風月さんじゃあないか!おはよう!」
「…おはよう。」
ほら。
誰かが居てくれるから私は笑えるんだ。
誰かの何か 巫 廉 @Kannagi-Non
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