クラゲ虫が湧く、十二月

作者 詩一@シーチ

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    コメント失礼します。感想はレビューに書いたとおりなんですが、なんというか、これまで味わったことのない読み心地で、出会えてよかったと思いました。わかるようなわからないような、ふつうならモヤモヤしそうなのにすごい満足感。おもしろかったです!

    作者からの返信

    野々ちえさん
    コメントありがとうございます!

    作品に漂う空気感を抱きしめてくれたんですね。
    なんだかよく分からないけど楽しい、面白い、というのは何よりです。

    レビューまでありがとうございます!
    恐れ多い誉め言葉の数々、光栄に思います。特に出だしは自分でも気に入っているので、触れてくださり嬉しかったです。

    2020年1月21日 22:24

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    【※ネタバレあり】

    楽しく読ませていただきました。
    私なりの解釈を書いてみます。

    まず、「海苔の佃煮」について。
    これはあくまで「主人公の知識による描写」なので、本当に海苔の佃煮だったのかどうかは定かではありません。

    私は彼女が蛹になったのだと考えました。
    蝶は芋虫から蛹になったあと、蛹の中でドロドロに溶けてから蝶の形になるそうです。
    「美羽花」という名前に「うか(羽化)」という言葉が含まれているため、私の中ではこの説が有力です。

    実はお布団の中の時空が歪んでいて、すごく時間が経っているという「海苔の佃煮=彼女の死体」説も考えたのですが、骨が出てこなかったようなので、この説はお蔵入りに。

    つぎに、「プリンと消費期限」について。
    主人公は期限の切れたプリンを捨てましたね。
    なぜ食べなかったのか。

    これは「彼女はもう手遅れ」ということを表現しているのかな、と思いました。
    本当はプリンの消費期限がタイムリミットで、主人公はそれまでに何かをしなくてはいけなかったのに、できなかった。
    そういうことなのかなと。

    あるいは、佃煮になった時点でもうダメだったのかもしれません。
    いや、もしかしたら、もっと前から。
    彼女が主人公を「キープ」していた頃から、ゆっくり崩壊は進んでいたのかもしれません。
    主人公はそのことに気付いていたのか、いなかったのか。
    あるいは「彼女がとっくに死んでいるという事実に気付かない主人公」というようにも読み取れます。

    ラストシーンで彼女と体を重ねる前に主人公が部屋を暗くしたのは、それが二人にとって「ひとつになるための儀式」だからだと感じました。
    つまり、彼はこれから「彼女と同じ状態」になるのではないでしょうか。

    どろどろになって溶け合って、蝶になる。
    あるいは、DNAを交換し合ってひとつの生命になる。
    そんなイメージが浮かびました。

    そして気になる最後の一行。
    「多分僕は、おそらく僕は、やっぱり僕は……。」という部分なのですが、物書きとしてはここに自分なりの言葉を補足するのが楽しかったです。

    「多分僕(という個体)は、消滅するだろう」
    「おそらく僕は、彼女とひとつになる」
    「やっぱり僕は彼女を愛しているのだ」

    晩春から始まるミュシャ展までに羽化できると良いですね。
    ( ˘ω˘)

    作者からの返信

    ハルカさん
    コメントありがとうございます!

    美羽花に羽化を掛けていたのは本当にその通りで驚きました。

    プリンと賞味期限もパーツの一つなので、そこに気付かれているのも驚きです。
    手遅れなのかどうか、というのは、読み手がどうとらえるかによって変わると思うので、どちらが正しいと言うのはありません。一つの解釈として手遅れというのも正しいと思います。

    崩壊がどこからというのは、そうですねえ……どちらとも取れます。そもそも崩壊していないのかも知れないですし。

    「彼女と同じ状態」というのは、考え付かなかったですし、他の人の意見にもないので、また新しい物語が生まれたようで、とても幸せです。

    最後の文にも色々想像を膨らませてくださって、嬉しいです。

    ミュシャ展は、関東開催のやつを指していました。実は。
    Twitterでお話されていたのが、ここだったのですね。すみません。まったく別のことを考えてしまっていまして。

    丁寧な考察、大変嬉しく思います。
    ありがとうございました!

    2020年1月5日 15:08

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    んー、返答コメントになんじゃこりゃを多用していただいており、うれしいというか申し訳ないというか。

    で、ですね。最初は生理的嫌悪感から気持ち悪いときて、それを取り除いてみて例のなんじゃこりゃになり。
    今は、
    彼女がどういう存在になっても変わらぬ愛を持っているのでは無いかな?この主人公は。そして作者は。誰かにそう訴えてる感じもする。
    という感じで感想が変わりました。
    いやあ味のある作品ですねえ。

    作者からの返信

    きつねのなにかさん
    コメントありがとうございます!

    何度も読んで頂けて嬉しい限りです。

    実はこれまでにいろんな方に、いろんな解釈をして頂いていて、全員それぞれ全部違う解釈なんですよね。
    「どんな姿になっても」というのはその通りかと思います。
    ハッピーエンド説とバッドエンド説がありますし、女性と男性で海苔の佃煮の考え方が違います。人の意見を聞くとなるほどなーと思うかもしれないんですけど、私としてはこの作品から受け取ったイメージがそのまま正解なのだと思うので、ありのままを感じて欲しいです。あくまでもそれは、作者のわがままなお願いなんですけれども。

    味のある作品とお褒め頂き光栄です。

    2020年1月2日 19:32

  • 第1話 風はクラゲのように張り付いてへのコメント

    「その日は冬がバカになっていた」

    こ、このとんでもない入りを見落としていました。太宰治ですか、それとも川端康成ですか。

    作者からの返信

    きつねのなにかさん
    コメントありがとうございます!

    その出だしを見落としつつ先を読もうと思って頂けて幸運でした。
    「恥の多い人生だった」的な感じですか(笑)
    川端康成はわかりません、すみません。

    2020年1月2日 19:23

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    最初は「なんだなんだ? この物語はどうなるんだ?」と思いながら読み進め、中盤で「え? この物語は最終的にどうなるんだ?」と読むスピードが加速し、読み終わったあと「一体この物語はなんなんだ!?」と、あまりの奇妙さに圧倒されてしまいました。しかし、奇妙なだけではない、どこか寂しくて、共感できる部分が沢山あり、読み終わったあとは不思議な満足感がありました。素晴らしいです。一気に引き込まれました。いや、引きずり込まれました。

    作者からの返信

    りりすけさん
    コメントありがとうございます!

    奇妙でよくわからん! で終わらなくて良かったです。人により解釈が違うこの作品ですが、不思議な満足感を提供できて嬉しく思います。
    好き嫌いの分かれる作品を、最後まで読んでくださって嬉しく思います。ありがとうございました。

    2019年12月28日 20:40

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    独創中の独創ですね。他に類を見ない作品だと思います。狂気の発想や感情や展開を描いた物語はありますが、この作品とはちょっと違う。やっぱり、日本の中でこれを書けるのは詩一さんただ一人だと思いました。
    しかし、わたしの読解力が足りないからか、何度もお話の意味とキャラクターの行動指針を考えました。めっちゃ読んだと思います(笑) 結論として、わからなくていいんだ! というところに落ち着きました。この「僕」と美羽花に明確な行動指針はない! ただそこにいる二人として頭の中に流しこめばいいんだって。
    そう考えると、世界から浮遊した二人、という部分が強烈なイメージとして生じました。セカイの命運は握っていないけど、ある意味セカイ系なのかも。このあたりの行き着いたイメージをレビューに書かせていただきます。
    奥さんによろしくお伝えください。

    作者からの返信

    いっさん小牧さん
    コメントありがとうございます!

    独創中の独創という誉め言葉を頂きまして、大変嬉しく思います。
    書いた後に公開していいのか悩みました。これ解る人いるの? 不快じゃない? なんて思ってしまって。でも、誰からも理解されないものを書こうと思って書きましたし、嫁のことも私のことも真に理解する人なんていないから、理解されないことを恐れていてはいけないなと思いました。
    あと、自分でもあとから気付いたのですが、こういうのが本来書くべきものだったんじゃあないかなとも思いました。使命とかそんな大仰なものではないんですけど、誰かが書けるものは誰かが書くんだし、ジャンル分けできない、新しいものを書くのが創作家としての役割なんじゃないかって……ちょっと大げさになっちゃいましたね。それになんか偉そう(笑)
    わからなくていいっていうのは一つの答えだと思います。
    他にも「なんじゃこりゃ」とか「真の愛」とか「切ない愛」とか「美羽花は、彼の性欲のはけ口?」とかリア友には「いちゃいちゃしやがって」とか「退廃的過ぎー!」とか「いいんじゃない? 好みではないけど」とか、あらゆる考察をして頂けて、とても幸せです。
    何度も読み返させてしまって申し訳ありません。でもその行為自体も、真心として頂きます。ありがとうございます。
    私はとても幸せです。
    そしてたくさんの読者の方に考察して頂いて、その考察の数だけ、作品が出来上がりました。

    レビューまでいただきまして、恐縮です。大変嬉しいです。
    嫁にはなんて説明すればよいのやら(笑)

    読み込んで頂き、ありがとうございました!

    2019年12月21日 21:32

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    所々に光るフレーズがあり、とても魅力的な文章でした。
    『冬がバカになっていた』
    『闇が落ちた』
    は、つい読みなおしてしまいました。

    この難しい世界をしっかり書ききれるのは、詩一様の実力なのだと思います。
    解釈が難しい結末は、少し悔しい気もしましたが(自分が鈍感で理解力が乏しいので笑)その違和感しかない世界を違和感無く表現されているのに驚きました。
    他の方が書かれていましたが、これが純文学なのでしょうか。
    素晴らしい作品をありがとうございました!

    作者からの返信

    木沢俊二さん
    コメントありがとうございます!

    出だしの一文は特に気を付けたので、気に入って頂けて嬉しいです。

    ありがとうございます。
    最後、もしも理解不能、解釈不能……つまり「なんじゃこりゃ」で終わったとしても、それは一つの答えだと思います。解釈を読者に投げかけるような形を取っていますし、「あれはなんだったんだろう?」とふとした瞬間に思い出してくだされば、私はとても幸せですし、作品も幸せです。実際「理解されないものを書きたい」という思いから書いたものなので、読解力とかそういうものは関係の無いことなのかなと思います。

    純文学かどうかはちょっと分からないです。
    タグ付けもしていませんし。
    ただ私は常に「エンタメ」を書いていまして、それはつまるところ「ラノベ」を書いているというわけです。
    ですので私の中でこれはラノベです。けれども、文芸、純文学など他の呼び方をされる方がいらっしゃれば、そうなのかも知れません。

    こちらこそ、最後まで読んでくださってありがとうございました!

    2019年12月19日 21:32

  • 第4話 プリンの消費期限が過ぎているへのコメント

    いよいよ詩一様がどう締めくくるのか、気になってきました。これが現実なのか、夢なのか、それともこの不可思議な現象に意味を持たせる事が出来るのか?
    いよいよ最終話ですね。

    作者からの返信

    木沢俊二さん
    コメントありがとうございます!

    どうしましょう。期待値高すぎてハードル超えられ無かったら。そのときは本当にすみませんと謝るしかありません。

    2019年12月19日 21:11

  • 第3話 暗闇の中でなら彼女に届きそうへのコメント

    レビュー通りこのお話は光っています。
    明らかにおかしい事が起きているんだけれど、それを受け止めつつ淡々と時が流れる。
    不思議な時間の流れです。
    最後は……シーフードグラタンを焼いてしまうのでしょうか!?

    作者からの返信

    木沢俊二さん
    コメントありがとうございます!

    ありがとうございます。
    シーフードグラタンが、というか海苔の佃煮がどうなるのかは、お確かめ頂けると幸いです。

    2019年12月19日 21:10

  • 第1話 風はクラゲのように張り付いてへのコメント

    これがあれなんですね。
    楽しみです。

    作者からの返信

    木沢俊二さん
    コメントありがとうございます!

    そうです、あれです(笑)

    2019年12月19日 20:23

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    なんか色々凄すぎて、コメントできません(笑)
    『その日は冬がバカになっていた』という一番最初の表現、好きです。

    作者からの返信

    聖願心理さん
    コメントありがとうございます!

    冒頭は拘ったので、その一文を褒めて頂けて大変嬉しく思います。

    2019年12月17日 18:53

  • 第3話 暗闇の中でなら彼女に届きそうへのコメント

    私も電気を消す派です🤔✨無音が怖いのもめっちゃいいすねとてもよくわかるっす‼️‼️‼️‼️

    作者からの返信

    げえるさん
    コメントありがとうございます!

    消す派なんですね。私は付けていたい派です。
    こう、生活に密着した感じを書きたかったので、伝わって良かったです!

    2019年12月15日 00:21

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    なんとお伝えしてよいのか。

    私自身がねっとりと海苔の佃煮にからめとられていくような、溺れていくような。

    引きずり込まれるというのはこういうことを言うのでしょうね。

    ずぶずぶと、言葉に呑み込まれました。

    作者からの返信

    水凪らせんさん
    コメントありがとうございます!

    引きずり込まれる……!
    作品世界を楽しんで頂けたようで嬉しいです。
    最後までお読みくださりありがとうございました!

    2019年12月13日 14:16

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    キャッチコピーにあった「海苔の佃煮になる」ってすごい比喩だな、と思っていたら、そのままの意味で度肝を抜かれました笑

    詩一さんは絶妙に混濁した人間関係を書くのがお上手だと以前から思っていたのですが、今回はそれとお話の展開が物凄くマッチしていて本当に素晴らしい作品だと思います。

    描写もすごく綺麗で、やっぱり私は……。

    作者からの返信

    瞳さん
    コメントありがとうございます!

    度肝抜きました! いえい。

    褒めて頂いて嬉しいです。
    「どっちなんだはっきりしろ!」と言われそうな関係性とか、好きで書いてますが、人によっては受け付けないかもなあと思っていたので、素直に嬉しいです。

    コメントで仕掛けてくるとは……! 上級者ですね(笑)
    瞳さんがどう思っているか、その答えは私の心に一旦とどめておいて、心が苦しくなったとき、いつか取り出して、笑ったり泣いたりしたいと思います。

    2019年12月11日 19:35

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    素晴らしい〜! 
    ブラボー! という感じです。
    名作ですね。人生経験と感性の賜物かと思います。
    キャラ文芸一位おめでとうございます。
    本当によかったです!

    作者からの返信

    桜きさらぎさん
    コメントありがとうございます!

    べた褒めでこそばゆいですね。
    みなさまから賜った応援のおかげです。
    ありがとうございました。

    2019年12月8日 13:09

  • 第2話 どちらかと言えば生臭いようなへのコメント

    素晴らしい! 何というシュール。
    斬新ですね。文体も一話辺りの長さも私には読みやすいです。

    シュールなのに自然体で良いですよ。

    作者からの返信

    桜きさらぎさん
    コメントありがとうございます!

    シュールですよねえ。
    読みやすいと言って頂けて良かったです。捻った描写や表現や突拍子もない展開に、読み辛さが出てしまったらどうしようかと思っていたので。

    ありがとうございます。

    2019年12月8日 00:40

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    中盤、「彼女が海苔の佃煮になると、こんなにも速度は緩慢になるものなのか」という文章がツボにハマりました。

    彼女が実質的に不在になることで、かえって彼女の存在や気配が濃厚になるというか・・・☕

    事態は深刻なのに、どことなくユーモアを感じさせる描写が好みです。
    ラスト、「僕」の思いや切なさが伝わってきて、心に沁みます( ω-、) ちょっといろいろ考え込んでしまいました。

    堪能しました。すごく面白かったです(。uωu)♪

    作者からの返信

    長門拓さん
    コメントありがとうございます!

    なにかハマるものがあって良かったです。絶妙な奇妙を狙ったところがありまして、文章そのものに目を付けて頂けるのはとてもありがたいことです。

    そうですね。洗濯ものも溜まっちゃいますし、夕食は本来は彼女が食べるはずの朝御飯ですし。

    おお……。「切なさが心に沁みる」のは私と同じですね。書きながら泣きそうになったので。いやこんなもんでなんで泣けるんだって他の人には言われそうですが、同じ気持ちになってくださった長門拓さんなら解って頂けそうなので告白しました。

    最後までお読みくださりありがとうございました!

    2019年12月5日 23:11

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    これはまた……とんでもないものを放り込んできましたね。
    最終話、
    『あまりに冷たいので、死んでいるのではないかと不安になる』
    ここに詩一さんの思いが凝縮しているような気がします。
    海苔の佃煮が強烈過ぎて奇怪なやりとりに思えますが、視覚的というか物質というか、肉体という概念を取り払ってしまえば残った感情的物語進行はいたってわかりやすく、むしろ主人公(詩一さん?)の変態性が浮き彫りになるという、その構造が面白かったです。

    と、勝手な解釈ばかりしておりますが、まだ消化仕切れない部分もあります。レビューで紹介したいけど上手く伝えられる気がしない。なのでレビューはもう少し後になります。その時のキャッチはこんな感じでしょうか。
    『一方通行の愛、その果てに……』

    作者からの返信

    浅田千恋さん
    コメントありがとうございます!

    あっはっは! とんでもないとは(笑)
    基本的に読者の方に委ねる方向性でコメントを返させて頂いておりますが、変態性は否定しないです。

    解釈をして頂けるのがとても幸せです。
    普段は『嬉しい』と感じることが多いのですが、皆様が「こうなんじゃないか」と考えてくださることがとても『幸せ』です。
    正直、消化できていない部分は未消化のままでも良いのかなと思います。感覚的に読んでもらって「よくわかんないけど共感できる」「よくわかんないけど泣ける」「よくわかんないけど楽しい」と思ってもらえたら、それが答えだと思います。
    いやしかし分析が素晴らし過ぎて、分析するタイプの読者に助けられている感が否めないです(笑)

    そのキャッチ、とても魅力的だなと思います。「確かに……!」と思いました。

    2019年12月5日 23:07

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    最後の言葉の意味をだいぶん考えました。
    想像したものはありますが、たぶん違うと思います。難しいです……。
    でも想像に委ねるラストは心に残りますね。

    美羽花は海苔は海苔でも「ねとねとした佃煮」でなくてはならないのですね。
    そのやわらかさ、しっとしとした粘着質な感じに女性的なものを感じていましたので、性交渉に到るのはごく自然な感じがしました。
    やはり、パリパリの焼き海苔では違う気がします。

    今までこういうジャンルの小説を読んだことがなくて(現代純文学になるのでしょうか?)、感想が拙くて申し訳ないですが、とても感性や五感(とくに聴覚、触覚、嗅覚)に訴えてくるものがある物語だと感じました。
    曖昧で言葉にできないものを、無理に形にはめることをせず、ありのままを描写しているところにとりわけ心惹かれました。

    作者からの返信

    松宮かさねさん
    コメントありがとうございます!

    違うことは無いのです。
    私自身、答えは用意していますが、絶対にこれだとは言い切りません。
    最後「これってこういうことで、つまり主人公はこう思ったんじゃあないかなあ」と考察してくだされば、それがその人にとってこの作品の答えなのだと私は思います。
    そして、10人が10種の答えをお持ちくだされば、それが私の幸せになります。

    考察が的確で「……!!」となりました。

    私もこういう小説を読んだことが無くて、だから書いてみたんですよね。だからジャンルは「その他」としました。
    最後まで興味を持って読んでくださったのがとても嬉しいです。
    すべてのエピソードに感想を頂けてそのうえ毎回褒められるので「嬉死」するのかと思いました。生命がまだここに在って良かったです。本当にありがとうございました!

    2019年12月5日 22:58 編集済

  • 第4話 プリンの消費期限が過ぎているへのコメント

    明確に言葉にできない感情、関係性を描くのが、非常に巧みですね。
    生々しい感情にひっぱられるように一気に読みました。
    恋人なのか違うのか、好きなのかそうでないのか、境目のない曖昧な関係。
    他の人から見たら、そんなのは不健康だからきっぱり別れて次へ行けって言われるかもしれませんが、その状況下にいる人にとっては、そう正か悪かだとか損得だとかで計れるものでもない……。ということを感じました。

    作者からの返信

    松宮かさねさん
    コメントありがとうございます!

    モヤモヤする感じのところを褒めてくださり、ありがとうございます。
    この曖昧模糊とした感覚と雰囲気、多分、多くの人が味わったことのある「なんか違うんじゃないかなー」というものなのではないかと思います。(他人の恋バナも含め)
    良い悪いの判断で取捨選択できればそんなに楽なことはなくって、それができないから人間辛いんであって……、というようなことが伝わったらいいなあと。

    2019年12月5日 22:48

  • 第3話 暗闇の中でなら彼女に届きそうへのコメント

    彼女を食べる……! と一瞬誤解しかけましたが、すぐに否定してくれてホッとしました(笑)
    無音が怖いのはわかります。むかし心が弱っていたころは、なぜかテレビをつけっぱなしにしないと部屋に落ち着いていられませんでした。
    こういう心情がリアルですね。

    作者からの返信

    松宮かさねさん
    コメントありがとうございます!

    これを書いているとき、自分もこの世界の主人公の寝起きのボケーッとした頭になってみたんですね。そしたら「食べなくて大丈夫だろうか」という言葉が出てきて、直後にみんな勘違いするじゃないかと思い「いや、彼女をではない。彼女が、だ」と付け足しました。危ない危ない(笑)

    エンタメに振り切った作品だとなかなかこういう「あるある」を書けなかったり(その分ストーリー進めたり)するので、ここぞとばかりに書いてみました。共感を得られて嬉しいです。

    2019年12月5日 22:43

  • 第2話 どちらかと言えば生臭いようなへのコメント

    海苔の佃煮……とても意外な変身です……!
    でも、佃煮のねとねと、納豆の糸、チーズの醗酵臭は、どこか女性的というか、性的というか……今も不貞腐れて布団の中で寝ていた美羽花に似合った変身なのかも……という気がしました。

    作者からの返信

    松宮かさねさん
    コメントありがとうございます!

    おお……!?
    本当は、明確にお答えしたいのですが、多分人によって感じ方が違って、この場で作者である私の解答を提示してしまうと、他の読者の方の読書中の平衡感覚が失われてしまう懸念があるので控えさせていただきますね。
    松宮かさねさんに感じ取って頂いたその「こうなんじゃないか」という感覚をそのまま持ち続けて頂けることが、私にとっての至上の幸いです。

    2019年12月5日 22:39

  • 第1話 風はクラゲのように張り付いてへのコメント

    twitterでのお言葉がとても気になって、どんなお話だろうと拝読に来ました。
    長編だったらゆっくり後日と思ったのですが、一話が短いようなので、一気に読ませていただきますね。

    タイトルが謎めいていて気になります。
    「その日は冬がバカになっていた」この導入は独特でひきこまれますね。
    風をクラゲに例えて、張り付いたり離れたりと表現するのもユーモラスで、頭の中でその感触を想像していました。
    彼女の人物像、それに対する主人公の感想がリアルですね。ふたりとも様々な顔を見せる、生身の人間という感じを受けました。

    作者からの返信

    松宮かさねさん
    コメントありがとうございます!

    Twitterよりご来店ありがとうございます。

    タイトルは「芯を穿ちながら、それどもどうやったらみんな見てくれるかなあ」と試行錯誤した結果行きついた言葉なので、褒めてくださり嬉しいです。
    ちょうどこの間冬なのにちょっと暖かい日がありまして、「冬がバカになってんなー。風なんかこれクラゲみてーじゃん」と思い、それを描写にそのまま使いました。
    生身ですね。キャラクター性は無い感じで書きました。そのあたりも読み取って頂き、大変嬉しく思います。

    2019年12月5日 22:34

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    とても切なく読ませていただきました。
    感傷に近い感情かもしれません。
    詩一さんの小説にあるこういう感覚がわたしの感性に響くのかもしれません。
    最後の余韻にも読む側への想像力に任せる優しさがあると感じました。

    作者からの返信

    naka-motooさん
    コメントありがとうございます!

    文章を通じて、共通点と言うか、響くものが似ているのかも知れないと感じています。それに胡坐をかくことなく、伝え、楽しませ、感動を与えられるよう、これからも頑張りたいと、頂いたコメントを読んで切に思いました。
    ここまで読者に委ねるのは初めての試みだったので、どう思われるだろうと不安もありましたが、「優しさ」と表現してくださり、今とても安心しています。

    2019年12月4日 23:27

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    クラゲ虫ってなんだろうと思いながら読み進めていました。なんだろう。まだ分かりません(^^;
    彼女はドロドロに変わってしまったけど、その物体のことをクラゲ虫と呼ぶのかしらん。名前があるのだとしたら、前例があるってことかしらん。などと。

    復活するかもしれないと、そのままにしていたけど、もう元に戻らないと気づいてしまったのかなあ。
    いつも自分が与えていると思っていたのに、実は求めていたことが、居なくなってしまってから分かったのかなあ。

    ラスト。読者にポンと投げかけて終わる作品はよく読みます。読み手によって感想が変わる作品って好きです^^

    作者からの返信

    如月ふあさん
    コメントありがとうございます!

    こんな形の小説を書いておいてなんですが、自分の中にある答えをお伝えすることができないのがもどかしいです(笑)
    一応お伝えできることだけを伝えるなら、このタイトルにする前は「布団の中のクラゲ虫」にするつもりでした。

    仰る通り、最後に(というか終始)読者に預ける感じなので、「こういうことだったんですよ」と言ってしまうと、「なーんだ」という感じで納得ではなく落胆になってしまいそうなので、今ある「こうなんじゃないかな」という感覚を持ち続けて頂けると嬉しいです。

    お口に合って良かったです。

    2019年12月4日 22:14

  • 最終話 そこにはなにも無いのだろうかへのコメント

    お世辞抜きで、はちゃめちゃに面白かったです。

    海苔が焼き海苔になっていくところは思わずふふふと笑ってしまいました。

    そして「あぁ、付き合うってこういうところあるよな」っていう感覚もあって。

    ただ、ラストだけは読み取りきれませんでした。

    彼が出した結論とはなんだったのか。

    ただ、それも含めて、素晴らしい読書体験でした。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    飛鳥休暇さん
    コメントありがとうございます!

    ラストは、自分の中に答えはあるので、本当は書ききりたかったです。ただ、これを書いてしまうと、せっかく今まで読者任せにしていた作品に対する「基準」みたいなものがぶれてしまうかなあと思いまして。
    初めての試みだったので、そう言って頂けて嬉しいです。

    2019年12月4日 21:09