第7話 ゼロは発見された

 余裕だなと思いこう言う。

「人間が三十年以内で全滅するのならば、案外楽だ。それは、諦めによって起こる。しかし、諦めの前の前提は粘り強く抑止しようと努力したものだ。ヒーローものでも邪魔だ。呪詛で匂いを付け、悟らせ行動を変えようなど甘い。幼稚な、いつまでも暴力の世界の考え方だ。そう言う奴は自分のエゴとヒステリーを足された正義を飲ませるときに必ず『大人になれ』と言う。そう、妬みは同じ様な状態に無い日本を攻撃する、より積極的理由だった」

 うん、影虎の名前の通り、演説をぶっこいてしまった。少々ピンポイント的にメモを取る。インターネットの力で変な事をする。「ああ、なるなる」と同調してくれる仲間が欲しい。正直言ってそう思う。

「自殺か。面倒だ。はっきり言って俺が犯人だから」

 そう、狙いの事だ。気が狂っている間は約束した巻き込む系の「しない」は、無い。

 メモをする。次の様に。


 ──身近に潜む魔というのは、こう言うものだ。リスクと共に有る事を一切説明しない。家族が悲しむだろう。取り上げの際もそう、論理など通じるはずも無い。実態はそこら中にばら撒かれている。正義が機能しない間彼らは欲望を行う。悪霊の正体は、悲しみが喜びのひん曲がった奴だ。──

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ドラゴン・レコード ディージィーアール @DGR

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