PBWとSkeb両方を使い分ける

 ここまで、さんざん商業PBWに批判的な記事を書いてきました。

 商業PBW業界は、200年余り鎖国を続けてきた江戸幕府みたいなもので。

 古いルールと慣習でプレイヤー、ゲームマスター、イラストレーターの三者を縛り運営会社自身も不幸にしてきました。


 そこに現れたSkebの衝撃は、まさに黒船だったと思います。


 ここから、誰がどのポジションで開国や倒幕が進むのか。あるいは何も起きないのか分かりませんが。

 商業PBW各社にイラストレーター登録しつつ、Skebでも窓口を開いておく。

 今のところ、それが賢明だと思います。理由を以下に列挙します。


1)依頼者と「最初に出会う場所」としては、PBWもまだ悪くない。

 商業PBW各社も、生き残りをかけて自社タイトルの広告を出しています。それに便乗できるので、個人だけで活動するよりは多くの人の目にとまれるでしょう。

 ただし、大勢のイラストレーターに埋もれてしまわない工夫と努力は忘れずに。


2)PBW各社が倒産・廃業した時の備えになる。

 Skebという「個人の窓口」を持つことで、特定企業に依存しない精神的な自由を得られるんじゃないでしょうか。

 もともと、イラストレーターの多くはフリーランス・個人事業主ですし。

 あなた自身が、あなたの人生の経営者です。


3)PBWを入口に、Skebへ依頼者を誘導できる。

 Skebの方で、PBWのキャラを参照元にしたNSFWのリクエストをよく見ます。

 なのでまだまだ、フロントエンド最初に買ってもらう商品としては。PBWのイラスト注文サービスも価値を失ってないのかもしれません。


 同時にPBW側でファンレターなどを出すことにより、本人からの依頼であることを証明している人もいるようです。


 他に考えられるケースでは、自分の歴代のPBWキャラを集合絵としてSkebでリクエストとかもできますね。運営会社の枠を超えたクロスオーバーなども。


 PBW側の個人ページで、Twitterアカウントへのリンクを貼っておいて。

 Twitterのプロフィールで、Skebでも描いてますと告知すればいいでしょう。

 私もよく、PBWで見つけた方が他にPixivや個人サイトで描いていないか、個人でSkebなどの受注窓口を持っていないかを探す方です。


 PBWとSkebの両方を使い分けて、どうぞ楽しいお絵かきライフを。

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