Skebの問題点

 色々と画期的なサービス内容のSkebですが、いいことばかりではありません。

 当然、問題点も山積みです。

 それでも登録だけしておいて、改善を待つくらいの価値はあると思いますが。


 注意点を4つほど挙げますが、他にもまだあるかもしれません。

 2018年11月30日にできたばかりの新しいサービスですから(もうすぐ1周年)。


1)頼む側としては、ストレスフルな作り

 PBWでも同じなんですが、一発勝負のリクエストでリテイクが効きません。

 参照画像、参照URLは特に禁止されてないのが救いでしょうか。

 あとPBWと違って、非表示設定でない限りはリクエスト文がずっと丸見えです。


 要するに、いくら自由に描いてOKと言っても。

 正当な理由無く、リクエスト文と全くかけ離れたものを納品し続けていると。

 そういう人だと判断されるかもしれません。描けないものは断りましょう。


 また、リクエスト期間が30日と長めです。待つ方は辛いですよね。


2)完全非公開にはできない

 非公開設定でリクエストしたイラストでも、クリエイター側はPixivやニジエなど他の場所で自由に公開できる権利を持っています。依頼した側からは、非公開を強要できません。


3)割り勘も可能だが、PBWほど便利じゃない

 キャッシュレス決済アプリ「Kyash」を使えば、最初に誰かが全額を立て替えた後個別に請求を送ることで、割り勘が可能です。もうPBWの専売特許じゃない。

 でも、大手商業PBWみたいに2500円を4人分集めてから1万円のリクエストを送るには。前もって請求から始める必要があります。


 最初に立て替えでは、立て替えた人が請求分を払ってもらえないリスクが。

 最初に請求したのでは、集めたお金を持ち逃げされるリスクがありますね。

 アプリ側の問題なので、Skebでは対応しないと思われます。


4)個人開発のリスク

 個人で開発・運営しているサービスなので、中の人が倒れたらおしまいです。

 ひとりだけでは、ユーザーの声を全て拾うのも難しいでしょう。

 大企業が後追いで出した、後発サービスに追い抜かれる可能性もあります。

 

 全般的に、Skebは「クリエイター想い」の側面が強過ぎて大きくなれない。そういう辛口の批判も見かけます。今後に注目ですね。

 個人的には、Skebの利点に商業PBWのような「割り勘しやすい環境」が加わればもっと化けるんじゃないかと思います。


 あるいは、公開のリクエスト文に対してクラウドファンディングできるような。

 支援者のみが納品画像を閲覧できるとか。

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