A blue-eyed daisy swaying in the wind

作者 もってぃ

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★★★ Excellent!!!

兵器として運用される子供たちと、それに疑問を持ちながらファーストオーダーに従事する青年兵士。
登場人物たちの息遣いを丁寧な描写で紡ぎながら、その糸が戦いによって否応なく激しく絡まる様は切ないとしか言いようがない。

実在する場所(現実)で繰り広げられる、人型兵器(SF)と竜(ファンタジー)の戦いは必見。
ヨーロッパ、特にフランスの地理に詳しくない方はグーグルマップを見ながら読む事をオススメします。
部隊の移動なども非常に現実的で、驚かされました。

砂埃が舞い、血と硝煙とオイルの臭いが漂う戦記物でありながら、全体を通して流れるノスタルジックな雰囲気が心地いい作品。
戦記物を読んで、こんなに優しい気持ちになったのも初めてです。

★★★ Excellent!!!

謎。陰謀。硬派な戦闘。淡い少年少女。そして、ファンタジー。
子供ばかりの部隊に配属された主人公が、そんな部隊の仲間に疑問を抱きながらも交流し、軍人として行動していく……。

様々な人物の視点と事情、感情が入り乱れ、ある任務へ向かうことで物語は一気に加速していきます。

大国の事情。出生の謎に囚われる子供たち。手を差し伸べようとする大人。あくまで軍人で居ようとする主人公。

終盤の泥臭くも緻密に入り乱れていく戦争描写は必見。

一気読み推奨です!