第2話始まりの鼓動
「おーい!何ぼーっとしてんだ?」
「ごめんごめん、子供の頃の事思い出しててさ」
「あー、ホバートの話か」
「そう」
「ま、他の海軍との繋がりなんて俺にはねぇぞ」
「まぁそうだろうな、高校になってから海自になる!って決めてたんだろ?内海」
「それの何が悪い葵海」
「俺たちもうすぐここを出てそれぞれの艦艇へ配属だ。どこまで行けるんだろうなこの先」
「わかんねぇよそんなの、分かったら面白くねぇだろ」
「そうだな」
そんな平凡な会話をしていた俺達が敵対するとは誰も知るよしもない。それから3ヶ月の月日が過ぎた。
俺は横須賀の最新鋭イージス艦「あおば」に着任した。それからは忙しかった。
日米韓豪合同対空訓練
日米の太平洋演習
英仏独との合同訓練の為仏軍港ブラストに寄港したりした。そこで色々なことを学んだ。イージス艦の存在意義、中艦艇の動向から見える近い未来怒るかもしれない大戦、外国海軍との親睦連携の大切さを知った。
それから5年した。俺は「あおば」から最新鋭空母「ずいかく」の艦長に任命された。
階級は1等海尉だ。なぜ俺が選ばれたのか櫻井幕寮長に聞いて見た。
「なんだそんなことか。そりゃ全幕寮長の一致で決まったからだ」
「何故全幕寮長が私を?」
「お前は見えてるんだろ周りが、身辺だけじゃない、船の中どころか世界を見てるそして指揮官としての素質があるそう思ったからさ」
「でも、」
「でももくそもあるか!任されたならそれに似合ったの仕事をしろ!いつかお前がやり切ったと思えるその日まで」
「はい!」
その言葉を聞き俺はやらねばやり通さねばと強く心に誓った。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
通常動力型空母「ずいかく」
2018年起工
2027年進水
全長280m
満載排水量38,204t
基準排水量35,025t
最大幅50.5m
吃水8.5m
機関蒸気タービン
主軸ディーゼルエンジン×6基
推進スクリュープロペラ×3軸
出力137,000hp
最大速力33ノット
乗員1800名(航空要員700名)
兵装ファランクスCIWS
シースパロー短SAM4連発射機
搭載機F35A
F-22J
Mig-29J
SH-60J/K
レーダーOPS-50 対空
OPS-28 対水上
OPS-20 航海用
電子線・対向手段
NOLQ-3D-1 電波探知妨害装置
Mk.137 デコイ発射機 × 6基
OLQ-1 魚雷防御装置 × 1式
海を愛した少年の物語 @yuratama27
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。海を愛した少年の物語の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます