あとがき
別居婚に、専業主夫に事実婚。
昨今、この手の結婚形態が話題になっていますが、私の周り、全部このパターンの人達いますわ。
ちなみに、別居婚の妻は、「は? あぎゃん男と一緒に暮らせんが! 専業主婦になったとたん、鬼の首を取ったように威張り出す性質よ⁉ 私は仕事は絶対に手放さん!」と言い放っておりました。
専業主夫を持つ妻は、「私の方が稼ぐけんねー」とのこと。
事実婚の妻は、「そもそも結婚する意味あると?」でした。
……。_| ̄|○
何故でしょうか。
私の周り、身内友人同僚含め、何故にこんな方々が集まっているのでしょうか。
つくづく、結婚相談所に来る男性と結婚するべきじゃなかったんだなーと、このエッセイを書いてて思いました。
このエッセイを書き始めたのは、離婚の理由を知りたかったからです。
書き始めた当初、私は離婚したばかりで、とてもとてもとてもとても落ち込んでいました。
離婚を決めたことも、結婚を決めたことも後悔はありませんでした。
けれど。
やっぱり、「離婚」はできるならば避けたかった。
何が足りなかったのか、どうしてなのか。
そのことを冷静に見つめ直すために、このエッセイを書いたのですが。
書いてみて、わかりました。
「合わんわ、私ら」
結局。
結論は、これでした。
旦那とは「話し合い」ができなかったのが、一番の離婚原因ではあるのですが、旦那の根本にあったのは、「昭和の夫婦像」でした。
「いや、時代が違いますやん。そもそも、稼ぎ二人分稼げんやん」と言っても、伝わりませんでした。
それが、良い悪いではなくて。
求めているものが違う以上、そして話し合いで落としどころが見つからない以上、夫婦を続けて行くことは、そりゃ無理です。
結婚生活は、「話し合い」
納得いくまで、話し合うことができないのであれば、そりゃあ、「離婚」になりますわ。
別に、これは私のことだけではなくて、どの家庭でも言えることだと思います。
そして私の気質に、「昭和の夫婦像」を求める男性は合わないです。
どうも方方(ほうぼう)の話を聞いていると、結婚相談所に来る男性は、「昭和の夫婦像」を求めている(同居とか、自分の実家近くに住むとか、姓名を女性が変えて当然とか)人が多い。
結婚相談所は確かにコスパは良いのですが、「結婚生活を続ける」上では、かなり割に合わない相手が多いかもしれない、と思いました。
離婚してからの一年はコロナのこともあり、かなり激動ではありました。
しかし、そんな中でもこのエッセイを書き上げることができたのは、本当に良かったです。
台風の時にはご心配してくださるメッセージが届いたり、私のことを気遣ってくださる読者さん達には、本当に癒されました。
本当にありがとうございました。
反対の意見を持つ方もいらっしゃいましたが、それもまた一つの「見方」なんだろうな、と思います。
ただ、これは私のエッセイなので、「不快に思ったら、読まないでください」とは再度ここでお伝えしておきます。
さて。
このエッセイは、一区切り付きましたが、これからも小説は発表していきますので、引き続き楽しんでくだされば幸いです。
旦那とは一度もシないで別れました〜セックレス離婚戦記〜 kaku @KAYA
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