第3話
目の前に現れたのは、侵略しにきた。星の中でも誇れる都市が一面の花畑のように燃え上がっている光景だった。残っている建物は無く瓦礫の山が火を上げ真っ赤に燃え上がっていた。生きている人間すら到底いるとは思えないとナディアは考える間もなくそう思った
その中心に気色悪い怪獣が雄叫びを上げていた
緑色のイボまみれの皮膚。大きく飛び出た二つの黄色い目玉。大きく出た腹に、この星の生物カエルのような吸盤の手足がその姿を一層に気味の悪さを際立てていた。
怪獣 ドエルガ・ゴエル
大熊座の星からやってきた。シュメイル星人の侵略怪獣。シュメイル星人はこの星でいう植物性の星人
この星の二酸化炭素を自分の星の酸素と交換しようと
なんどかこの星を暗号を送っていたがこの星の文明が判明できるところまで至ってなく逆上して怪獣を送り込んだ。
後方の海にも同じような姿があった
水面に黒い影が揺らめき、海を割り現れた
黒い体に鎧のような鱗にTレックスを立てたような姿の小さな腕に大きな両脚。蒼く鋭い瞳はしっかりと気味の悪い怪獣を睨んでいた。水面から大きく体の3分の1を占める尻尾が飛び上がり、体を水中から火の海へと飛び出させた
全長100m 直径70mある怪獣化したアラルトルが地面を揺らし咆哮を向ける。背中の白濁色の結晶が月光に輝いていた。その咆哮で気味の悪い怪獣が振り向いた
怪獣 アラルトル・カオス
ルーラ星人が主に使用する侵略するために作られた怪獣。最初は水トカゲ(ルーラ星の生き物)のような姿をしているが特殊なエネルギー体を使い怪獣化させる。
巨大化すると蛇のような鱗は鎧のように出っ張りゴツゴツした表面になる。背中に緑結晶が生えておりエネルギーが貯まれば貯まるほど白く濁っていく。完璧にたまると白色になり常に稲光が起きている。
まさか、この星の人がアラルトルを操れるなんて
ナディアは二つの怪獣を見た。
そのドエルガ・ゴエルは二本足で立ち上がりアラルトルに組みかかる。だがアラルトルはピクリともしない。背中の結晶がバチバチと光った。アラルトルが反撃をする!
体を大きく揺らしカエル怪獣を突き飛ばし、全長の3分の1を占める尻尾を鞭のようにしならせて超振動衝撃波を放った。白い斬撃が飛び辺りを揺らした。
かろうじて残っていた建物は跡形もなく粉々に粉砕されその斬撃が通った道は何も残らない。起き上がろうとしていたドエルガ・ゴエルは白い斬撃によって地面へと砂柱を上げ叩きつけられる。金属音似た甲高い声が火の海を大きく揺らす。
その声にアラルトルはよろめく。その隙にドエルガ・ゴエルは地面を蹴り上げ!その力で体をアラルトルを持ち上げる。アラルトルは全身から白い稲光を出して反撃するがドエルガ・ゴエルには効いてはいない
投げ飛ばされた!アラルトルは地面へと叩きつけられる尻尾を掴まれ振り回して始めた
「まずい……あのままじゃ!」ナディアは空中に円を書くとその円を指鉄砲を撃った。
白い衝撃が走りドエルガ・ゴエルの顔に当たる。
少しだけ回転が緩まりドエルガ・ゴエルがこちらに気づいた。
たがその一瞬。その一瞬が生死を分けた!
回転が緩まった瞬間!アラルトルが光線を吐いた!
その勢いが増して尻尾がドエルガ・ゴエルに巻き付く
その時にドエルガ・ゴエルはその離さなかったことが敗因だと知った。そのまま巻かれその勢いのままドエルガ・ゴエルの顔に背中の結晶が突き刺さる。
声を上げる前に体が吹き飛んだ
吹き飛んだ体はアラルトルが食べやがて中山と名乗る男の家へと戻ってきた
「あの子をそこまで操れるなんて見ておく必要がある」目の前には目を瞑って寝ている中山と戻ってきた私を見て「ピャー」と自慢げになくあの子……カオスがいた
「そうね。私もあなたみたいにこの人に飼われて見ればわかるかも」私はそう呟き残っていたマグロを食べたこんなにも美味しい餌が食べられるならいてもいいと思った
侵略者の夏休み 青白い魚 @himanan8620
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