第2話

オレ「ここがオレの通う高校か...」

おもわず声にだしてしまった。何度か見たことがあるけるどそれでもでかいと思ってしまう。正門をくぐったらふとこんなことを思い出した。”この高校は退学者が多いということ“この高校は5クラスでそれぞれのクラスに40人ずつ、つまり学年で200人いるわけだが卒業の時には40人になる。

なぜなのかは退学者であろうが卒業生であろうが誰にも話さない。しかも毎年決まって卒業生が40人になるので学校側がなにかしているのだろうか。などと考えながら歩いていると

1-Eの前まで来ていた。ここがオレのクラスだ。なかに入ると、まだ10人しかいないことが確認できたので自分の席を探していると。

「おはよう」

「お、おはよう」

急に挨拶をされて驚いてしまった。どうやらみんなに挨拶しているらしい

「ぼくは、山谷 啓生よろしく」

「オレは、久田 智也こちらこそよろしく」

少し緊張したが、やまたに けいせいというらしい。イケメンでいかにもクラスの中心にいそうな黒色の髪の青年だ。

「あと、ぼくのことは啓生でいいよ」

「わかった啓生こっちも智也でいいから」

「ぼくは他の人とも挨拶しておきたいからこれで」

「また後で話しような」

やはり、みんなに挨拶してまわっていたようだ。挨拶だけで話はできなかったので少し悲しかった。すると

「智也って言うんだ~」

急に、140㎝くらいの白い髪の女の子に話しかけられた。

「私はね、小山 小鳥って名前だよ」

こやま ことりという名前らしい。

「よろしく小山さん」

「私のことは小鳥ってよんで!」

「わかったよ小鳥」

小山さんじゃダメらしい。

そのあと2人で話をしていると、気がつけば30人くらい生徒がいた。30人もいれば1人くらいは気が合う人もいるんだろう、簡単にだがグループがつくられている。すると近くで話していた男子3人組が黒板の方向を見ているので見てみると、突然黒板がたたかれた。何人かは驚いている。すると1人の男子生徒が黒板の前に立っていた。

「我が名はクランまたの名を倉田 春馬という。さあ、我が前にひれ伏すがよい」

くらた はるまというらしい。クランというのはあだ名?だと思う。

左手には包帯を巻いて右目に眼帯をつけていてクラスのみんなは なにこいつ みたいな目で見ている。たぶん中二病だと思う。

「うわ~あいつとは関わりたくないな」

小山さんはそう思ったらしい。

「人それぞれだとオレは思うけど...」

「でもさすがにあれはね~」

小山さんはどうしても無理らしい。みんなは棒立ちのまま唖然としていた。

「我にひれ伏さない人がいるのか、ならば左手の封印を...」

「みんなが驚いているからやめたほうがいいと思うよ」

そう啓生が言うと。

「我に命令をだせる奴がいるのか...なるほど今は一旦戻るとしよう」

啓生に注意されて自分の席に戻って行った。あまりにもあっさり戻ったので驚いていると。

「今から入学式があるから一旦席につけ」

と教室に入ってきた先生がみんなに向けて言った。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ペアで高校のトップ目指します!? カスモク @kawasann

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ