かわいそうな女の子ですよ、主人公は。そしてどうやら、出会った男の子もとても幸福そうとは思えません。やさしいお話です。涙が浮かびますよ、これは。「過去なんてどうでもいいや。」こう言えたとき、主人公は切望していたものを手にしていたことを知るのですね。
前半は闇ですが、愛のつまった話です。これを読んだあとに、続編の一夜のキリトリセン(誕生日)を読むと、また違った味わいが楽しめます。お題にそった回答で、いいです。