第10話 二人の誕生日

「これは何ていう生き物ですか?」

 クレオパトラ似のオウブ人が訊いた。


「犬です。名前はポチっていいます」


 円卓にならぶ料理の上で、幼い春治と真っ白い柴犬が走り回る。きゃっきゃと笑いながら逃げまどう春治を、愛犬のポチがシッポを振って追い回す。


「かわいい……」

 三種の果実が入ったコンポートをレンゲですくって食べていたシャルロットが、手を休めて目を細める。春治のことを言ったのか、ポチのことを言ったのかはわからない。


「ラゥラの実家にいるタパタに似てるじゃないか」

 小柄なクールビューティーが言った。


「ああ、俺もそう思って見てた」


「タパタ、元気にしてるのか?」

 ルゥルが訊いた。


「春節休暇に帰ったとき見たら、こんなに小っちゃくなってた」

 ラゥラは両手でソフトボールほどの大きさを表す。

「しばらく前に死んだらしい」


「もう新しく出したのか」

 クレオパトラが訊いた。


「ああ、死んだその日に。六十三代目だ」


「ペットの再構成はアリなの?」

 肌の赤黒いパバロボブー星人が、かわいらしい声で訊いた。

「生き物の再構成は、厳しく管理されてるって聞いたことがあるわ」

 肌の白いパバロボブー星人が、さらに幼い声で言った。


「いくつかの条件をクリアすれば認められます。ただし、同じ個体が同時に二体存在してはなりません」

 ミゥミュが答えた。


「高等生物になるほど、条件は厳しくなる。そして人間の再構成は認められていない。個人がデータを所有することも禁じられている。もし家族や恋人を構成すれば、重い罪に問われ、厳しい罰が科される」

 クレオパトラは、目の前にいるピョコロ星人たちに目をやる。

「君たちは、特例中の特例ってわけさ」


 四人のピョコロ星人は、料理と料理のあいだで寝そべり、幼い春治とポチの追いかけっこを眺めている。

 間もなくムービー再生が終わり、円卓の上に無数のサムネイルが表示された。


「再構成されるときって、どんな感じなの?」

 クールビューティーが春治に訊いた。


「どうって言われても、あっという間だから。地球でデータにされて、次の瞬間にはもうオウブにいるんです」


 データに変換されているあいだの記憶はない。時間の感覚はもちろん、すべての感覚がない。本人的には、まさに瞬間移動である。


「私たちが復元されるところって、テレビで中継されてたらしいですね」

 シャルロットが誰にともなく問いかけた。


「復元?」

 ラゥラが首を傾げる。

「まあ、復元っちゃあ復元か」


 どうやらデータ化された人間を元に戻すことを、復元とはいわないらしい。


「二人の現出ショーはそれなりに注目を集めてたよ。なにせ四年ぶりにやって来た新種の異星人だからね。特に私たち世代にとっては、物心ついてから初めて訪れた異星人だ」

 頭にピョコロ星人を頂きながら、ルゥルが言った。ピョコロ星人は腹這いになって頬杖をつき、足をバタバタさせているが、ルゥルはまったく意に介さない。


「俺は見てないや」

 ラゥラが言った。


「僕もです。みなさんは?」

 ミゥミュが首をめぐらせる。


「私たちは見たわよ」

 白いパバロボブー星人が片手を挙げ、赤黒いパバロボブー星人が頷いた。二人とも頭髪と眉毛がないのに、睫毛だけがとても長い。瞬きするたびに大きなどんぐり眼からパチパチと音が聞こえてくるような気がする。


「見たのは、私とルゥルとパバロボブーたちだけか。意外に少ないな」

 クールビューティーが言った。


「私たちのときは、誰も注目してなかったんでしょ?」

 赤黒いパバロボブー星人が訊いた。


「まあ、そうだろうな。十九番目は最も注目されなかったかもしれん。しかも君たちは二組目だし」

 ルゥルが言った。


「また来たのか、って感じかしら?」

 白いパバロボブー星人が自虐的に言った。


「いや、来たことすら知らないんじゃないかな。ほとんどの人は」

 クレオパトラが言った。


「でも、最初の頃はドキドキしたでしょうね。どんな姿形の生き物が現れるのかって」

 そう言ったミゥミュの右耳の下には、ピョコロ星人が髪にしがみつき、ぶら下がっている。長い栗毛がつるつると滑って、うまく登れないようだ。


「でも結局、どの異星人も大差ないことがわかって、興味が薄れていったんだな。驚かされたのは小っちゃいピョコロと、昆虫のクピュチュテチャチュト・ミュージュビュ星人ぐらいか」

 ラゥラが言った。


「違うよ。キュビュチデェジャピュルチョ・ムュージゥブ」

「違う違う、キュヴュブゥデディアプイルショ」

「そうじゃない。クュビゥュデュチェチャピュームヴゥルトォ」


「もういい!」

 ルゥルがピシャリと遮った。


「そうだ。地球人が再構成される様子をみんなで見ようじゃないか」

 クレオパトラが提案した。

「出してくれ」


 円卓の上に浮かぶサムネイル群が消え、誰もいない無機質な白い部屋が現れた。

 部屋の中央にはオウブ人一人がやっと入れるほどの、透明な円筒が設置されている。筒の上部からは、無数のダクトが束になって天井へと延びている。筒の周りをゆっくりと回るように、アングルが少しずつ変わる。壁の大部分は透明で、部屋の外の制御室を行き交う白衣を着たオウブ人たちが見え隠れする。


『この筒の大きさからしますと、今回もそれほど大きくはないようですねえ』


『そうですね。我々よりも、少し小さいものと思われます』


 実況と解説のような会話が聞こえてきた。


「なんだか恥ずかしい……」

 シャルロットが頬を赤くする。


 壁の向こうの作業員たちが、室内をよく見ようと手前に集まってきた。


『さあ、準備が整ったようです』


 カウントダウンも何もなく、事は始まり、終わった。

 筒の上と下から砂のような物が吹き出したかと思うと、次の瞬間には春治がそこにいたのだ。


「こんなに早いんだ」

 春治は目をパチクリさせる。


 筒の中の春治は、もっと目をパチクリさせている。


「もっとゆっくりなのかと思ってました」

 シャルロットが言った。


「ゆっくりだと血が噴き出してしまう。したがって、すべてを一瞬で終わらせる必要がある」

 ルゥルが言った。


「パバロボブーにも物質構成機はあるけど、こんなに早くはないわ。だから生物の構成はできなかったの」

 赤黒いパバロボブー星人が言った。


「生物の構成が可能なのは、オウブとエアロディナスだけよ」

 白いパバロボブー星人が言った。


『オウブ語はわかるね?』


『はい。わかります』


『体調に問題は?』


『ありません』


「堂々としたものだな」

 クレオパトラが言った。


「まったくです。私なんか、同じ状況に立たされたらと思うと……」

 ミゥミュは肩を竦めた。


『病原菌の最終チェック終了。免疫システム、問題ありません』


 アナウンスの後、春治を閉じ込めていた筒がゆっくりと持ち上がり、天井裏に収納された。透明の壁を抜けて、三人のオウブ人が室内に足を踏み入れる。春治は台座から下りて、一人一人と握手を交わす。


「あっ! クヌク先生」

 シャルロットが映像を指差した。


「えっ、どこ?」

 春治は目を細めて、シャルロットが指し示すところを見る。


「もっと奥」

 シャルロットは身を乗り出して、制御室でモニターを見つめる一際背の高いオウブ人に人差し指を近づけた。


「本当だ」


「知り合いかい?」

 ルゥルが訊いた。


「地球に来たオウブ人です。オウブについて色々と教えてもらいました」


「どうして声を掛けてくれなかったのかしら」


「いま、どこにいるんだろう。会いたいなあ」


 映像の春治は、三人のオウブ人に付き添われながら、白い部屋を出て行く。


「ハルジくん、ここ見て!」

 シャルロットは映像の右下隅にある日付けを指し示す。


「……これがどうかしたの?」


「ちょうど百日前! 私たちオウブで復元されてから、今日で百日目なんだわ!」


「ああ…… なるほど」


 どうやら、プチ記念日だと言いたいらしい。春治は特に記念日とも思わなかったが、もちろん口には出さない。


「ねえ、オウブにいる限り、私たちには誕生日がないのよ」

 春治のテンションが上がらないことを不満に思ったのか、もどかしそうに言った。


「そうか、異星人たちはこっちに来ると、もう誕生日を祝えなくなるのか」

 ラゥラが言った。


「残念だな、お祝いできないなんて」

 クールビューティーが言った。


「こっちで構成された日を、誕生日にすればいいじゃないか」

 クレオパトラが言った。


「う~ん……」

 春治は釈然としない。


「嫌かい?」


「嫌っていうか…… 確かに記念日ではあるんですけど、誕生日って言われると、ちょっと違うかなって……」


「まあ、そうだろうな」

 ルゥルが言った。


「二人の誕生日は、年の初めから数えて何日目なんですか?」

 ミゥミュが訊いた。


 春治は即座に計算する。シャルロットは十二月一日生まれ、自分は十一月十一日生まれだから──

「シャルロットは三百三十五日目、僕は三百十五日目。ちなみに地球の一年は三百六十五日です」


「では、こうしたらどうでしょう。一年の同じ時期に誕生日を設定するんです。オウブの一年は六百十日ですから、610かける365分の335で、え~っと……」


「私が560、ハルジくんが526」


「シャルロットの誕生日を年の初めから五百六十日目、ハルジの誕生日を五百二十六日目ってことにするんです」


「う~ん…… その日を誕生日と思えって言われてもなあ」

「ちょっと無理があるかもしれないな」

 ラゥラとルゥルが難色を示す。


「ダメですか……」

 ミゥミュは肩を落とした。


    *


 帰宅した春治は、湯船に浸かりながら、シャルロットと自分の誕生日について考えていた。自分が納得でき、シャルロットが納得してくれるであろう誕生日を設定できないものかと、知恵を絞る。


「僕たちが地球でデータ化されたのが、七月二十日。それからオウブで復元されるまで、僕たちは歳をとっていない。だから復元された日が七月二十日だ。うん。

オウブの一日は約三十時間。オウブの百日は、地球の百二十五日に相当するから、僕たちはオウブに来て百二十五日分歳をとったことになる。七月二十日から百二十五日目ということは、十一月二十一日だ。シャルロットの誕生日まで、あと十日。近いじゃないか。地球の十日をオウブ時間に換算すると、ちょうど八日だな。よし! これでいこう!」


 春治は、シャルロットの誕生祝いを八日後に決め、風呂から上がった。風呂場から脱衣場に移ると、体表から水滴が瞬く間に蒸散していく。


「ん? ってことは、僕の誕生日は八日前だったのか……」

 パンツを穿こうと片足を上げた体勢で静止する。

「……まあいいや、仕方ない」

 ふたたび動き出してパンツを穿いた。

「あ~あ、誕生日一回損しちゃった」


 パジャマを着て、真っ直ぐ寝室へ向かう。もぞもぞと布団にもぐり込むと、部屋の照明がスーッと落ちていった。


「でも、この算出法だと、年に二回、誕生日があることになるな。ルゥルとラゥラは、この誕生日に納得してくれるかなぁ…… う~ん…… ミゥミュが提案したときみたいに、ケチをつけられなきゃいいけど……」


 春治は布団の中で丸まりながら、悩んで悩んで悩み抜き、春治にしてはいささか冷淡な決断を下す。


「ちょっと寂しいけど、二人だけでお祝いしよう。台無しにされるよりはいいや。それに、どうせ、ちゃんとした誕生日じゃないんだし……」


 ちゃんとした誕生日じゃない──口に出した途端、心がひんやりとした。シャルロットに対して申し訳ない思いでいっぱいになり、激しく悔いた。


「……そんなふうに考えちゃいけない。するならするで、きちんとお祝いしてあげないと。うん!」


 気を取り直して、シャルロットを喜ばせるためのアイデアを練る。


「いつ伝えよう…… まてよ、内緒にしておいた方がいいかな…… ふふ、そうしよう。シャルロット、びっくりするぞぉ。サプライズなんてしたことないや」


 わくわくしながら布団から顔を出した。真っ暗だった室内にオレンジ色の明かりが灯る。


「プレゼントも用意しなきゃ。何がいいかなぁ…… う~ん…… そうだ!」

 ガバッと起き直り、虚空に向けて話しかける。

「ねえ、あの調理機でポジュは焼けないの?」


「焼ケマス。市販ノ『ポジュミックス』ヲ用イテクダサイ」


「ポジュミックスか、そんなのあるんだ…… はあ、八日後が待ち遠しいなあ」

 ふたたび横になり、目を閉じて、シャルロットの喜ぶ姿を思い浮かべた。

「もしもオウブに来てなかったら、僕たちは今ごろ十八歳なんだなあ…… あれ? まてよ、もう十九になってるんだっけ。地球は今、何月何日だろう。え~っと……」


 地球はあまりにも遠すぎて、まるで架空の世界に思いをめぐらせるような気がした。


「地球を発ったのが七月の──」


 そっと布団に忍び込んだ睡魔が、春治を眠りへと誘う。


「何年かかってオウブに着いたんだっけな。確か、一年十一ヶ月と──」


 眠気に抗い、頭の中にカレンダーを思い浮かべる。


「地球は十一月一日だ。あと十日で僕の誕生日じゃないか。ん? 十日? ……あ!」


     *


 八日後。

 春治は胸の前で手を合わせ、祈るような気持ちで調理機を見つめていた。


「今度はうまくいきますように……」


 調理機の傍らには半球形の焼き型が放置されている。型の中では、膨らみきれずにべしゃりと潰れたタール状の赤い生地が、無残な姿を晒している。



「予備を買っておいて良かった」


 さっきよりも苺の数を半分に減らし、ミルクの量を少しだけ増やした。予備のポジュミックスはもうない。


「苺の入れすぎだと思うんだけどなあ……」

 箱を手に取り、裏書きを再度確認する。

「多少の水分の誤差は、調理機が調整してくれるって書いてあるから、ミルクは多過ぎても問題ないはずだ」


 果物、野菜、ナッツを加えた際の分量が、食材ごとに詳しく記されているが、もちろんそこに苺の項目はない。


「さっきよりも時間がかかってるような気がする…… 念のため、準備しておいた方がいいかな……」


 もう一度、店まで往復することを覚悟したそのとき、調理機からプレートが滑り出た。途端に甘い匂いが広がる。


「いい香り! 色も綺麗に出てる!」


 型からはこんもりとピンク色のポジュが盛り上がっている。指で触れると、ぽよよんと波打った。


「上出来だ。熱いうちに持って行こう!」


 半球の型に半球の蓋をそっとかぶせ、真球になった容器に、ピンクのリボンを結ぶ。


「シャルロット、喜んでくれるかなあ」


 バースデーカードを忍ばせた十七色の花束を右手に、苺味のポジュを左手に抱え、春治は心躍らせながら家を出た。


 春治の心とは裏腹に、上空の大半は雲で覆われていた。太陽が子午線を通過するこの時間帯は、ここのところいつも曇っている。日差しを和らげるための気象院の配慮であることに最近気づいた。白夜節が近づき日差しが強くなるにつれ、日に日に雲は厚くなる。天気は完全にコントロールされているので、この時刻に雨が降ることは決してない。そうとわかっていても、なんだか胸騒ぎを覚える。そんな不吉な雲だった。

 鈍色の空の下、春治はシャルロットの家へと急ぐ。


 最近は異なる授業をとることが多くなり、学校でシャルロットと過ごす時間は以前の半分ほどになってしまった。しかも、ルゥルの誕生会以来、二人は放課後一度も会っていない。編纂作業が予定より遅れているのでしばらく集中して取り組みたい、との申し出がシャルロットからあり、春治はずっと遠慮していたのだ。


「作業の邪魔にならないかな……」


 どんよりと曇った空のせいだろうか、さっきまでのうきうきした気分がすっと引いて、ネガティブ思考に切り替わった。我に返ると、一人で浮かれていたことが恥ずかしくなる。


 シャルロットは僕が勝手に決めた誕生日を、誕生日と認めてくれるだろうか──今頃になってそんな心配が頭を過る。

 追い討ちをかけるように、シャルロットの指のテーピングを思い出した。机に向かって作業に打ち込む真摯な姿が頭に浮かぶ。

 さっき、浮かれ気分で思い描いたシャルロットと、いま、冷静になった頭で考えるシャルロットとの温度差は、広がる一方だった。それに比例して、歩く速度も鈍っていった。

 金色の葉っぱが生い茂る木の向こうに、鮮やかなサーモンピンクの家が見えたところで、春治の足は完全に止まった。


「花束とポジュを置いて、すぐに帰ろう…… そうだ、カードは抜いておかないと……」


 消沈しながら一人呟いたそのとき、サーモンピンクの外壁からシャルロット──らしき人物が出てきた。上半身が白い物体にすっぽりと隠されて、確認できない。白い物体はどうやらぬいぐるみのようだ。

 右手に花束を握り、両腕を回して白いぬいぐるみを抱きかかえている。しかしぬいぐるみが大きすぎて、ぜんぜん手が届いていない。よたよたと危なっかしい足取りで前へ進んでいる。


 シャルロットが顔をうずめる白くて大きなぬいぐるみ──おそらくシャルロットの手作りであろうこのぬいぐるみには、もう名前がついている。春治にはそれがわかる。ちゃんとわかるのだ。


「ポチ……」


 それは春治が幼い頃飼っていた、春治が今でも大好きな、かわいい犬のぬいぐるみだった。


 シャルロット、針仕事なんてしたことあるんだろうか。

 何度も何度も、針を指に刺し、苦痛に耐えながら悪戦苦闘するシャルロットの姿を思い描くと、目頭が熱くなった。


 雲の切れ間から太陽が覗き、眩しい光がシャルロットを、次いで春治を照らした。金色の葉っぱがきらきらと輝きはじめ、どこかで鳥が囀りだす。春治はふたたび足を踏み出した。

 花のアーチをくぐって通りに出たシャルロットが、前方確認のため難儀しながら身体を右に傾け、ポチを左にずらす。春治は、ようやくシャルロットの顔を見ることができた。

 一拍おいて、シャルロットも春治の存在に気づく。

 あっ! と一瞬驚き、すぐさま安堵の表情に変わる。


二人は見つめ合いながら距離を縮める。

二人の顔から笑みがこぼれる。

二人の声が重なる。


「お誕生日、おめでとう!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オウブ 一里塚 @ka946946

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ