用語集その3
用語集その3です。第四部と五部をまとめてみましたが、さすがに少なめ……いやいや、この期に及んでまだこんなに新用語が出てくるってどういうことなの。最後まで読んでいただいた方には、こんなに独自用語だらけのお話にお付き合い頂きまして、本当に感謝です。
第四部 天空播種
○《繋がれし者》……《星の彼方》から現れた《原始の民》が乗る移民船を率いてきた精神感応的に《繋がる》人々。銀河系中に開拓者が行き渡って以後はスタージア星系の大半に《繋がり》を広げ、《スタージアン》を名乗るようになる。
○《繋がらぬ者》……《原始の民》の中でも精神感応的に《繋がら》ない人々。《繋がれし者》は移民船のエネルギー節約のために《繋がらぬ者》を産み出し、後にはスタージア以外の惑星開拓を彼らに委ねた。
第五部 ハーヴェスト・レイン
○
○レイハネ……ファイハ家の飼い犬。ウールディより二歳年上の、雌の大柄な牧羊犬。全体的な体毛は白いが、端々は茶色い。幼い頃からウールディと共に在り続けたレイハネは彼女の精神感応力も理解して、互いに生物の種の垣根を超えたパートナーであった。ウールディはレイハネの思念を読み取ることによってヒト以外の生物の思念も自然に捉える術を培い、後にクロージア生態系の思念と対峙する際にも精神的に混乱せずに済むことになる。
○銀河ネットワーク……
○
○
○『
○『レイハネ号』……ウールディが成人祝いにラージから与えられた小型宇宙船。最新型の自動操縦装置を備えており、操縦士ひとりでも取り回しが可能。実際に操縦するのはユタがほとんどである。船名の由来はウールディの愛犬レイハネより。
○デスタンザ……エルトランザ領の惑星。連邦その他の勢力と隣接する交通の要衝として、銀河系人類社会でも繁栄を極めた惑星の一つ。何度かの支配者の変遷を重ねて、現在はガーク家が代々君臨している。
○“第一~第六の世界”……《オーグ》が宇宙に放った開拓移民団の内、スタージア銀河系人類社会以外に無事開拓移民を成功させて文明社会を築き上げた六つの世界を指す。ただしいずれの世界も精神感応的《繋がり》を保つ、《オーグ》の縮小コピー的な世界として発展した。そのため開拓入植した一星系以外に勢力を伸ばすことはかなわなかった。なおスタージアに端を発する銀河系人類社会は“
○大邂逅……第一から第七までの世界を併呑した《オーグ》とクロージア生態系との、精神感応的な接触を指す。ヒト以外の思念を把握出来るウールディの精神感応力を通じて、クロージア生態系の京単位に及ぶ膨大な思念と接した《オーグ》は、計算資源がキャパオーバーとなり、N2B細胞の精神感応的通信機能も機能不全に陥った。この結果、《オーグ》が併呑してきた一万光年にわたる人類社会の《繋がり》は全て解けることとなる。人類の星間移動に不可欠なN2B細胞の機能不全による危機を救ったのは、ドリーが開発したオルタネイトであった。
○“地球”……スタージア銀河系人類社会において長らく《星の彼方》と呼び習わされてきた、《オーグ》の母星にして正真正銘の人類発祥の星。
【ネタバレ注意】星の彼方 絆の果て 設定集 武石勝義 @takeshikatsuyoshi
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