違う、そうじゃない


「未だ俺は倒れる訳にはいかない!」

「未だ魔王ハーレムを作れていないんだ!

後はサキュバスちゃんとラミアたんを加えてハーレム自体は完成する。

最後に新しい城を作って、それで皆が入れる大きめの風呂と、全員が入れるベッドと、後、プール!ウヒョヒョオヒョ……」




「いや、フツーに無理でしょ?その鼻の下伸び伸びの顔見たら千年の恋も瞬間冷却モノよ。」

玉座の間に女が居た。

マフィアスーツにグラサン、挙句にバズーカを持った意味不明な属性の不審者が居た。

「    キサマ、何時カラソコニ」

「『未だ俺は』のトコから。

何となく魔王城に攻め込んでみたけど、良かった。こんな妄想逞しい女の敵みたいなの放置するトコだった。」


そう言って同時にバズーカをぶっ放した!

ドガーン!

「ぐぉぉぉ!」

結界張ったけど焼けた!ちょっと焼けた!

何あの女?

「挨拶がバズーカってどういう事だ?」

「いや、この格好だから。

昔の映画ってこんな格好のマフィアが暴れてたんでしょ?

爆発の凄いドラマがやってたんでしょ?

又はセーラー服で機関銃だったんでしょ?」


ドガン!バズーン!ドゴーン!ボン!ズガーン!



バズーカ乱射で結界が割れた。


最後に言わせてくれ。


多分それは●部警察だ。

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異世界転移したらマフィア的スーツとバズーカ装備だったので昔のマフィア映画っぽいイメージ?で暴れてみたんだけど………あってる?これで?あってるよね?多分あってる!筈。 黒銘菓短編集43弾 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika

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