第50回:ジャンル優先で書く人にとっては(補講)

前回も告知した通りの前後編です。今回が最終回なので。本日は補講ネタ+メタ発言を含みます。


・ジャンル優先

 皆さんは、プロットの前に何を最初に決めますか? 登場人物、舞台、それとも題材となる事件? もしくは……ジャンル?

 事件題材の場合はタイムリー案件とか、SNSで炎上の危険性がある題材を選ぶのを避けるべきです。下手に被害者感情を逆なでしたりすると危険ですので。

(これも以前に言及しましたが、色々とSNS上で様々な案件とも言える物が起こっているので、それを踏まえてワンスモア)


 ランキングを見て「このジャンルならばランクインできる」と容易な気持ちでそのジャンルを書いた。しかし、人が思ったように集まらない。その理由はあなたの書く理由にあるでしょう。

 明らかにSNS上で目立ちたいとかそう言った理由で書こうとすると、内容が似たりよったり過ぎてパクリと言われることだってあるはずです。ピクシブ上の二次創作だと、場合によっては思いっきり被ることだってあるでしょう。こうなってしまうと、被った作品同士でどれだけの熱量を込めて書いたのかで勝負は決まります。つまり、作品は二の次で目立ちたい等が優先されると明らかに矛盾が生じる事でしょう。それが、人の集まらない原因です。

(そこにエアプレイ等の原作未チェックと分かってしまう要素も重なると、確実に炎上しますよ)


 それとは別に激戦区のピクシブだと特定ジャンルしか受け入れられない。仕方がないので自分の作品をなろうやカクヨムに投稿します。しかし、投稿する前にガイドラインは確認すべきでしょう。ここ最近は、ガイドラインを見ないでピクシブ以外でランクインを狙っているであろう許諾外二次創作が投稿されているのです。


 ジャンル優先とは、そう言う事なのです。ランキングに載りたいのでそのジャンルを書く、仕方がないので別の場所でそのジャンルを書く……。ある意味でも小説を書くのに分かりやすい動機でしょう。それこそ、WEB小説時代になってからの同期かもしれませんが……これに関しては。


 色々と書いてきた創作ノウハウ語りも、今回で一区切りにしたいと考えております。閲覧数な意味ではなく、単純に一通りの事は語りつくしたと言うべきなのかもしれません。普通に小説の書き方を知りたいのであれば、他の方の創作論を手に取っているはずです。その中で、この創作ノウハウをチェックしたきっかけは何でしょうか? おそらく、更なる知識を得たいからなのかもしれません。知識を追い求めるとは、そう言う事なのですから。

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