野田 仁様『中学生社長』

 今回は野田 仁様の『中学生社長』になります。


 まだ話数の多くない作品ではありますが、すんなりとキャラクターの文章が頭に入ってくる作品となっております。


 ではここから、感想に。



 初めまして転ぺんです。

 企画への参加ありがとうございます。



 では感想に移りたいと思います。。


 野田 仁様の『中学生社長』はまだ途中で、文字数も少なかったので、あまり多くの感想を上げられないのですが、この作品で素晴らしいと思ったのはキャラクターの使い分け、役割分担が明確になっているところでしょうか。


 キャラクターが多くなるとどうしても1人1人の個性がぼやけてしまい、どうにもフワフワした設定のキャラクーが増えてしまうのではないでしょうか。


 しかし野田 仁様はしっかりとキャラクターを使い分け、その役割にあった文章を構成しています。


 例えば正治さんが涼助さんにゲームとかで――という場面ですが、簡潔に、それでいてわかりやすく2人の関係が文章になっています。


 私もキャラクーを多く生み出すので、そうやって明確に文章に表す能力は見習いたいです。


 ではここから気になった点を挙げていきたいと思います。


 まずは描写不足が多いように思えます。

 車に乗って新潟に着くまで高速に乗ったの情報しかなく、もう少し何かあると文章が寂しくないなと思いました。


 次に情報提示のタイミングと量です。

 お兄さんの話が出てきて彼の経緯を話すのは良いと思うのですが、少し多すぎてちょっと文章が重いというか、勢いがないように感じました。

 お兄さんが出てきたタイミングで必要な量の情報を出していけばもっと勢いがある文章になるのではないでしょうか?


 ではでは、ここまで感想を上げていきましたが、野田 仁様のキャラクーの使い分けは見事でした。その能力を持ったまま、次は地の文にも意識を向けていただければと思います。


 続きを楽しみにしていますので、ぜひぜひ頑張ってください。


 以上で終わりです。

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企画の感想! その2 筆々 @koropenn

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