宵闇の女王は二度目の愛を誤らない~拾った青年に血と寵愛を捧ぐ~

作者 root-M

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★★★ Excellent!!!

耽美な文で紡がれる世界観に圧倒されます。
キャラもまた、複雑な事情を抱えているのに似合わず、コミカルな部分もあったり緩急の付け所がお見事。
昔なじみの吸血鬼ものでありながら、キャラや設定によってオリジナリティが増しています。
言葉選びも巧みで、まるでこの世界に入ったかのような感覚に陥るかと。
耽美で退廃的な作品を求めている方に、ぜひ読んで頂きたい一作です。

★★★ Excellent!!!

 死にかけの青年が出会ったのは、一人の美しき女性だった。
 カルミナの民。民間伝承で言うところの、吸血鬼。
 その血を受け、彼が命を繋いだとき、物語は動き出す。

 愛する従者に裏切られ、心傷つき、無気力に暮らす女性、ヴァイオレット。
 偶然の出会いから、その傍にいるラスティは能天気で捉えどころがない。ただ、彼女に救われたことに感謝し、その彼女に惹かれていく。
 ヴァイオレットもまた、彼の優しさに惹かれ、その心を許していくようになる。
 血を飲み交わし合い、絆を深めるカルミナの民。
 だが、そこに忍び寄る不穏な影――今、彼ら血族の絆が試される。

 文章から漂う、甘美な香りが物語を彩り、人物たちの心を引き立てていく。
 血と花が咲き誇る庭園の、優しく切ない物語。

★★★ Excellent!!!

 世界観、雰囲気、文章などがとても素敵ですぐに物語に引き込まれてしまいました。

 登場人物それぞれに個性があって、愛着がわいてきます。

 続きが気になって、少しだけ読むつもりがどんどん次の話を読んでしまうこと間違いなしです。

 吸血鬼や世界観、雰囲気がいい作品が好きな人に刺さる作品だと思います。もちろん、それ以外の人にもです。

 是非、読んでみてください!