第4話 正月の教会は?
教会関係者は一年の中心をクリスマスに持ってきている方が多いので、クリスマスのあとはみんなだいたい気が抜けてインフルエンザだ風邪だと体調を壊します。ですので、12月最終週の日曜礼拝の出席者はとても少ない傾向にあります。ただ、こんな時でも「あの人礼拝に来なかったわ。信仰心が少ないわね!」なんて言うアホはどの教会もいないはずです。教会は精神論で成り立つ軍隊ではありませんから。
そして、日本においてお正月の主役は神社・仏閣、教会って何しているのだろう?不思議に思われる方多いかと思います。
まず、元旦礼拝というものが教会によってはあります。これ、平たく言ってクリスチャンの初詣です。ちなみに、私の友人のクリスチャンは元旦礼拝後、ノンクリスチャンのお友達と神社に行きおみくじ引くことを楽しんでいます。信仰心的にどうなのかな?と思って聞いてみたら、「え?ガチャ普通に引いてあたり出たら嬉しいじゃん。それといっしょだけど」。うーん、突き抜けている…。この子の中でおみくじは神様の託宣的占いではなくて、ガチャなのだそうです。大吉がレアアイテムなのか、凶が出たらレアアイテムなのかは謎ですが。
クリスチャンであることを隠して生きているクリスチャンも多いなか、この子はあけすけに誰にでもクリスチャンであると言っているそうです。
そう、日本のクリスチャンの大部分は「宗教」とひとくくりにされて偏見を持たれることをとても恐れています。特に会社組織や嫁ぎ先の家族内では隠していることが多いそうです。この「宗教」という言葉でクリスチャンをひとくくりにされることによってクリスチャンへの誤解が生まれています。
クリスチャンはまじめなだけではありません。カフェで悪口言ってるおばちゃんたちと大きな差はありません。クリスチャンって天使じゃなくて人ですから。ただ、神様の存在を信じていて、その臨在を感じられる感性があって、イエスさまに従って生きようと思っただけの人たちです。臨在を感じる感性は誰にでもあります。どんなときにその感性は開くのか?個人的には人生で困りまくった時だと思います。八方ふさがりで、もう打つ手なし。そんなときに、気休めでも、藁にも縋る思いでも、怒りの矛先としてでも、「神様!なんとかして!」そう祈った時に神様を感じる感性が鋭敏になると思います。弱さのうちにイエスはあらわれます。自分が何もできない存在で、なにひとつ自分の都合よく動かないと打ちひしがれたとき、イエスは「お疲れ。だから、早くこっち来いって言ったのに」と、まるで彼氏のように登場してくれます。ずっと見守っていてくれていたけど、私たちが他の男にうつつを抜かしているから見守っているだけだったんですね。「彼女のことを愛している。でも、彼女が俺のこと好きになるまで待っていよう。彼女の気持ちを大切にしたいから」。めっちゃかっこいいでしょ?イエス様。イエス様のことを知るとマジで付き合いたくなります。イエス様の感性は聖書に書いてありますから、イケメンの感性を勉強したい人は、どうぞ聖書読んでみてくださいね。
真っ赤な口紅つけてクリスチャンやってます アサノ アメミ @tsubaki-yanai
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