幸せの中でふと思い出す辛い思い出

純粋無垢な頃の穢れのないあの気持ち。


幸せなのに胸の奥がきゅっとなって苦しい。

届きそうで届かないこの腕。


行かないで。置いていかないで。

もっといい子になるから。

だから…置いていかないで。


君が遠くに行ってしまう夢を何度も何度も

見る。


君が私じゃない誰かに微笑みかける姿を

想像すると耐えきれないの。


何故隣に私が居ないのか。

何故、その笑顔は私に向けられたものでは無いのか。


考える度、保っていた自分が崩れ去っていく

音がして。


顔をあげると君がいた。

正真正銘、私の大切な彼が。


お願い。離れないでね。

いい子にするから。愛しています。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

恋愛 紅月 @kazh0604

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る