ファンタジー用語にシールドバッシュという盾を使った打撃法があるので、案外盾を武器にするのは珍しくないかも知れないですね。特に某人気ソシャゲのヒロインもシールダーですし。
でも双盾は珍しいかも。
あと「ぎりぎりゴーレムに突進を避けた」という表記がありました。
作者からの返信
アクリル板様
いつもコメントありがとうございます。
誤字の報告もありがとうございます。
盾を武器にするのは、すでにマイナーではありませんね。
検索してみると双盾もいくつかの作品にありますが、左右で大きさの違う盾は完全にオリジナルだと思います。
彼女の戦いをもっと書きたかったですが、今回は紹介程度でした。
ぜひ今後もよろしくお願いいたします。
編集済
丁寧かつ過剰にならない戦闘描写でした。
まずは、戦闘に進む前の描写『客席からはリング全体を良く見下ろせる』は、読み手の視点をさりげなく誘導しています。
視野がぐんと広がった感覚を読み手が味わい、これから観戦するんだという心構えを促します。
工藤先輩の『目配せ』も、観戦者に仲間入りした感じがしましたし、『俺にだけ判るように』とあって、その特別感に読み手は心地よさを覚えます。
『最初の攻撃は、俺のときと同じであった』は、これは模擬戦であると同時に力量を測る(披露する)パフォーマンスでもあるので、初動が統一されていると読み手に教えてくれます。
他のメンバーの場合にも初動は同じと、読み手は予測できるようになります。
そして、大盾は軽いので『攻撃を受け止めきれないだろう』と、主人公の懸念が示されますが、実際にはびくともしません。
主人公の予想とは逆の描写に読み手は引き付けられます。そこへ『より硬く、より重くは土属性の基本だ』と工藤先輩が答えをくれるのです。
疑問を作り出しておいて、その解答を送り込む。基本的な手法かも知れませんが、読み手に印象を与えるのに成功していると言ってよいでしょう。
また、解答の内容としても、土属性という特徴に加えて、硬く、重くと性質を変化させる魔法があると読み手に示しています。
つまり、模擬戦を利用して、この世界のおける魔法戦を解説しているのです。
この回は、書き手が読み手に世界観を浸透させる効果を狙った回でもあると思いました。
橘さんのその後も、蓮司(的場)さんの模擬戦も、同じように読み手を飽きさせない描写が続きます。
長くなるので一例に留めます。
『集弾』という技は、客観的に見せているので、より印象に残ると思いました。
主観的にこの集弾を描写しようとすると、狙いをつける意図を始めに言わねばなりません。「熱集中のために俺は一点を狙う!」や「俺は一点を狙う、そこに熱を蓄積させるのだ」などのように、一点を狙うにしても、その意図がないと読み手は不安定感を感じるものです。その後に「魔法弾の熱により足がもげたのである」などと、成果を表現します。意図→行動→結果の構成です。
しかし、ここでは客観的です。まず先に、狙いとつけて魔法弾を放つという行動を描写して見せます。読み手になぜこんな攻撃なのか? と疑問を持たせます。客観的なので、特に不安にはならないでしょう。
その後に、結果と彼の意図を述べることで、この集弾という技を読み手に印象付けているのです。行動→結果→意図の構成です。
きっと、今後の本編においても、この『集弾』は登場することでしょう。ここで印象付けているので、読み手はすんなりと集弾を理解して楽しく読み進めることができるのです。
こんな感じに洗練された文章を読ませていただきました。
充実した文章であり、丁寧かつ過剰とならない描写と思いました。
きっと書き手も模擬戦を1つ書き上げるごとに、達成感を味わったのではないだろうか? と、感じるくらいです。
そんな中で唯一、読むのに引っかかった部分がありました。
『橘は背負っていた盾を下ろし、左手に長方形で下が杭のように角ばっている大盾、右手に半球状のバックラーに近い小さい盾を装備した』の一文です。
『盾を下ろし』までは、なんともないのですが、『左手に長方形で下が』ときて、何が何やら分からなくなってしまいました。
分からないなりに恐る恐る続けて読むと、『大盾』が出てきて『長方形』は大盾の修飾語だった気付きます。
なにやら、違和感を感じて考えました。
『長方形で下が杭のように角ばっている』と『半球状のバックラーに近い』は、後になって追加した修飾文ではないでしょうか?
この修飾文を飛ばして『橘は~装備した』を改めて読みますと、すんなりとした文章になりました。
私もこのような追加修正を、よくやってしまいます。
句点まで読むと意味は通るのですが、何かぎくしゃくしている感じがして、読み心地が悪いのです。
書き物をよく分かっていない当時は、意味が通れば「まいっか」と思ってそのままにしておりましたが、今は気付くと直そうと努力するようになりました。楽しく読めなくては、読み手は続けて読んでくれないのです。
本件の『橘は~装備した』にある『左手に』と『右手に』の位置を変えてはどうでしょうか?
『橘は背負っていた盾を下ろし、長方形で下が杭のように角ばっている大盾を左手に、半球状のバックラーに近い小さい盾を右手に装備した』となります。
いかがでしょうか? 私といたしましては、読むのが若干楽になりました。(大盾の形状表現に少々思うところがありますが、以前に出た時に私自身が指摘しておりませんでしたので、ここではスルーいたします)
申し訳ありません。踏み込んだことを書いてしまいました。ザンブン様には向上心を感じておりましたので書かせていただきました。
このような記述がよろしくない場合は、どうぞご返信にその旨をお書きください。今後注意したします。
えー、それで、おまけにあったルビ募集の企画も面白いと思いました。
読み手を巻き込む企画は、公募ではハードルが高そうです。連載方式のカクヨムが活きているように思いました。
さあ、次は胡桃さんのようです。
で、大トリはゴーグルをつけた彼でしょうか? 楽しみです!
作者からの返信
亜逢 愛さま
いつもコメントありがとうございます。
ご指摘の通りばかりです。
アニメなどで闘技場を俯瞰して見ているように、芙蓉さんも客席から観戦しております。
そして戦闘シーンが全て彼の視点で描写しているので、次に何が起きるかが予想できません。
本作は常に読者に様々な想像をしてもらいながら楽しんでいただくことを意識しております。
このゴーレム戦はキャラ紹介であり、世界観の紹介でもあります。
橘さんの盾の形状についての描写に苦戦しました。
他の方にも指摘されましたが、結局カイトシールド、バックラーという名称に頼ることにしました。
指摘していただいたおかげで改稿する決断ができました。
参加型の企画は受けが良い時と、悪い時があります。
読者に頼りっきりの番外編の方はそろそろ詰んでしまいそうです。
ゴーグルの彼の話をしたいところですが、しばしお待ちください。
次回は胡桃さんからスタートです。
編集済
二盾流……普通に【にそうりゅう】がしっくり来る感じですけど。むしろ漢字が【弐盾流】の方が武術っぽいかも。追記:盾は【そう】とは読みませんが、あえて漢字を無視して盾二枚【そうび】の方から取った当て字です。
外国人が使ってるなら【DS】読みはディーエスかそのままダブル・シールド。
もしくは【DSS】ダースかダブル・シールド・スタイルあたりが単純だけど分かり易いかも。
ガンダムフォローしていないとの事でしたので蛇足ですが、機動戦士ガンダム サンダーボルトの主人公機体【フルアーマーガンダム】は両手に盾を装備したまま武器も装備しているツインシールドタイプでした。サブアームを使って四枚シールドだった事もあった気がします。
最初のガンダムの外伝的なストーリーでサイコミュ【武装の脳波コントロールシステム】や新人類【ニュータイプ】と新興宗教を関連付けたりといった内容が面白い、割りと大人向けなガンダムでした。本編を知っていた方が楽しめますが、知らなくても単体でも楽しめますし、話数も多くは無いので気が向いたら御覧になるのも良いかと思います。蛇足の方が長くなりました(笑)f(^_^;
作者からの返信
闇次 朗さま
コメントありがとうございます。
「にそうりゅう」ですか。
他の方のコメントにあった「ついたてりゅう」と採用を迷っております。
基本的に「二刀流」との対比を意識したいので、カタカナは避けようと思います。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』ですね。
本編を飛び飛びにしか知らないので避けていましたが、せっかくのなので挑戦してみようと思います。
ぜひ今後もよろしくお願いします。
タワーシールドにラウンドシールドとは面白い組み合わせですね。属性魔法と合わせて即席の陣地を作りながら戦線を押し進める、という活躍が出来そうです。
魔法銃は実弾(魔石とか)を発射するのではなく、銃の形をした魔法杖、という感じでしょうか。弾切れ=魔力切れで合ってます?
作者からの返信
地崎守晶さま
コメントありがとうございます。
盾の表現って難しいですね。
大盾はタワー型というよりカイト型のイメージです。
地面に突き刺します。
芙蓉が魔法に対するカウンター型ならば、由佳は物理に対するカウンター型です。
魔法銃に関しては徐々に説明しますが、実弾に魔力を込めるタイプと、魔法を直接打ち出すタイプがあります。
今回は後者です。
前者の方が貫通力がありますが、後者の方はリロードの隙がありません。
また実弾型だと魔力切れになっても戦闘を継続できます。
このような質問、とても助かります。
設定をもっと詰めさせていただきます。
今後もよろしくお願いします。
由佳ちゃんは前衛・ブロッカー。
一体どんな戦いを見せてくれるのか。
二盾流! 斬新なスタイルですね! 初めて見ました!
土魔法使い。ふむふむ。
由樹くんがまさかのゴーグル+眼鏡の二重装備。眼鏡は欠かせないんでしょうか。
本人の前だと流石にお姉さまとは呼べない由樹くん。その隙に私は凛花さんラブを叫びます。
土魔法で盾を強化! なるほど、そういう使い方が!
アーススパイク。由佳ちゃんの魔法が見れました! 土魔法使いの由佳ちゃん、かっこいいですね!
詠唱時間も考えて魔法を駆使しなければいけないのですね。
由佳ちゃんの今後の成長が楽しみです。
次は由佳ちゃんに続くイケメン・蓮司くん。
ハンドガン型の魔法銃が武器。
由佳ちゃんの由樹くんへの対応がいい感じに雑です。
冴島由樹先生の魔法銃講義が実にわかりやすいですね。
そして蓮司くんの戦い。
銃器の扱いに長けている……一体彼の過去に何が……。
集弾戦法。スクリプトなしでやってのける蓮司くんが凄くかっこいいです。
今回かっこいいしか言ってないですね! すみません!
由佳ちゃんも蓮司くんもイケメンなものでつい!
語彙力を失いました!
次回はマイスイートハニー(お前のではない)胡桃ちゃんのターン!
今からテンション上げてスタンバイしていようと思います!
おまけで駄々をこねる紫苑ちゃんが可愛い。
由佳ちゃんと蓮司くんのイケメンコンビはリーダーを張れるタイプなのですね。納得です。
あとがきでザンブン様がしれっと紫苑ちゃんにシメられていて笑いました。お大事になさってください。
これからも追いかけさせていただきたいと思います!
では失礼しました!
作者からの返信
小金井はらから様
いつもコメントありがとうございます。
由佳ちゃんは双盾に土魔法といった、防御からのカウンタータイプでした。
同じ土魔法でも凛花さんとは異なる戦い方です。
芙蓉くんや紫苑ちゃんが肉弾戦ばかりしておりますが、メインの四元素魔法は詠唱が必須です。
当初は盾付きショットガンというアイデアでしたが、蓮司くんと被るので却下しました。
由樹先生はしっかりとオタクで博識キャラのお仕事をしてくれました。
蓮司くんは魔法の技能ではなく、あくまで銃技、中でも命中力に特化したタイプでした。
東高で学ぶことで、今後最も成長することでしょう。
イケメンコンビはコミュ力にステ振りをしてしまったせいで、他の残念なキャラたちより少し弱めの設定です。
現時点で、完璧超人は誰1人おりません。
次回は胡桃ちゃんと芽衣ちゃんです。
可愛さだけでなく、強さを見せてくれます。
ゴーレム戦のせいで、紫苑ちゃんの出番が減っているので、おまけでフラストレーションを発散しております。
なんとか原稿を死守しました。
おまけも含めて今後もよろしくお願いします。
またもや会長襲来💦 ……どうも会長が出て来ると意識がそっちに持っていかれます……ザンブン様もキャラに襲われているのですね……お気持ち……お察しします(涙)
作者からの返信
森園珠子さま
いつもコメントありがとうございます。
基本的に私は会長様に書かされているだけです。
それでも2章のプロットは、会長の見せ場を作ることで納得してもらいました。
作家がキャラに襲われる演出は、空知英秋先生に感謝しながら使わせていただいております。
今後も会長を暖かく見守ってあげてください。
双盾……ガンダムサンダーボルトですかね
作者からの返信
rakugohanakosanさま
いつもコメントありがとうございます。
お詳しいですね。
私はあまりガンダムはフォローできておりません。
双盾は珍しいですが、いくつか創作に登場します。
そして左右対称が多いですが、本作では用途の異なる大小2枚という設定にさせていただきました。
まだ他のメンバーの戦闘が控えているので、あまり長く書けませんでしたが、またそのうち書きたいです。
ザンブンさん、逃げて~~って、もう締められてた……。
副会長てんこ盛り希望ですが、長く会長が出ないのも考えにくいですよね。
多様な戦闘スタイルを書き分けるのも大変だと思いますが、リズと由樹くん楽しみにしてます。
作者からの返信
高遠まもる様
コメントありがとうございます。
執筆中になぜか寝てしまいました。
どなたかが原稿を手にした形跡がありましたが、改ざんの痕跡はありませんでした。
真相は次回へ。
9班のメンバーの四元素魔法の枠組みスタイルなので、まだましです。
生徒会役員や、今後登場予定の第5公社の魔法使いの能力はよりトリッキーな予定です。
芙蓉、橘、蓮司と来て、
次回、胡桃ちゃんに野々村、
そう、これは彼のために準備された長いお膳立てなのです。
ぜひ彼の活躍を楽しみにしてください。
また拙作にレビューを書いていただいてありがとうございます。
本作のコンセプトであるシリアス&コメディーをべた褒めしていただいて嬉しいです。
私も伝勇伝好きですよ。
たしかに暴力的なヒロインや、両親を知らず出生の秘密を持つ主人公など、共通するところがありますね。
今後も芙蓉くん、会長たちの活躍をぜひ楽しんでください。
編集済
ニ盾流のルビ…これはムズい。
ふたて流?
そのまま、にたて流?
じじゅん流、にじゅん流。じたて流……。
双盾(そうじゅん)の響きが軽快かつ重厚で綺麗なので、「ニ」にこだわらず双盾流でも良いかと思いますが。
双=装→重装に繋がりますし。
まさか、「ニ」にこだわるのは、盾の数を増やす予定があるからだったりして??
作者からの返信
コメントありがとうございます。
Twitterでも、ルビを募集していますが、難航しています。
つぎたて流
ふしん流
が現在の候補です。
ニにこだわる理由は、二刀流や二丁拳銃を意識しています。
まさか、某ロロノアさんをリスペクトしていることがバレるとは。
2章での登場予定は、二盾流の戦法はまだストックしております。
ぜひ今後もご期待ください。
副会長がどこまで知っているのか、芙蓉にとっては危険人物かもしれませんね。
双盾流……そうじゅんりゅう?
そのまま過ぎますかね(笑)
そしていないはずの会長が強い(笑)
この後も楽しみにして拝読させて頂きます!
作者からの返信
長月そら葉様
いくつものコメントありがとうございます。
お返事遅くなって申し訳ございません。
副会長も中々の曲者みたいですね。
『そうじゅんりゅう』ですね。
ちなみに筆者がこれまでで凄いと思った当て字は『ついたてりゅう』でした。
会長様は出番がないので、おまけで騒いでおります。
今後もよろしくお願いいたします。