童帝挽歌

尖っちゃいるが秀でていない。
プライドはあるが自信はない。
他人に厳しく自分に甘い。
そんな男が、仮想世界で気狂いめいた自慰を行う為に多くを失った話。

成長のきっかけを掴むが、惰性で無駄にするどころかマイナスにさえしてしまう。
勇気のなさ、他人を攻めた後に己を攻める心の弱さ。
心地よい程の、親近感さえ覚えてしまうような屑。

まるで体験談、自伝のような、力を感じる文章群だった。

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