『ボディ・ショップ』
やましん(テンパー)
『ボディ・ショップ』
【これは、フィクションであり、この世とは、関係ありません。】
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『いらっしゃいませ! ようこそ。』
『ども。今日は、国際会議なのですわ。ちょっと、おしゃれなものを。』
『なるほど、大使、では、こちらへ。え〰️〰️〰️〰️、このあたりが、外交に相応しいボディです。』
『そうねえ、肌は、中間色より、グレーでいいわ。でも、少し、スポーティーなあたり。でも、きりっとした。』
『はあ、難しいですなあ。大使。これは、日本合衆国と、アメリカ国と、新フランス国の人類の混血です。25歳です。もちろん、オリジナルで、生きています。 』
『いいわね。お高くて?』
『1 300万ドリムです。』
『まあまあか。こちらは?』
『タルレジャ王国の、王女様のコピー体ですよ。人気は高いが、ほら、なんと、ご本人の推薦付きですよ。売り上げの、40%が、王女さまに、はいるんです。ただ、この額(ひたい)ね、この宝石が、コピーの証拠です。最高級のルビーです。取り外しは不可能です。コピーとはいえ、ものすごい、身体能力があります。暴漢10人ていどは、5秒以内で捻り潰します。しかも、免責特権付き。ちょっとお高くて、一億五千万ドリムです。』
『そりゃあ、高過ぎよ。それに、『第一王女』さまは、知り合いですから、皮肉られるわ。』
『ですな。』
店主は、額の汗をぬぐいました。
『まあ、こっちでいいわ。おてごろだし。』
『まさに、お目が高いです‼️』
『まったく、そのままで良いと思うのよ。人類は、やっと人種差別を克服したのに、われわれ、蛇族や、クモ族を差別する。そこを追及されたくないから、人間形態を義務付けるの。あなた、ワニ族でしょ。』
『あい。まさに。』
『今回は、会議で、ぶちあげようと思うの。』
『お〰️〰️〰️〰️‼️すばらしい。さすが、蛇族大使ですな。やんややんや。』
『まあ、人間は、見た目にこだわるし、なかまとおなじようにやれ!と、こだわるし。蛇族に、あやとりしろとか言うばかが、まだいるのです。人間ボディがあれば、できるから。みな、そちらを選ぶ。』
『わかる、わかる。真の平等は、より、個性を踏まえなければ成り立たない。』
『でも、ボディのおかげで、世界政府の首相は、今回は、取れそうよ。人間にも、良い人はいる。新しい時代は、もうすぐそこ。極端な急進主義は、いささか、邪魔なの。』
『そうですとも。』
『じゃ、来月落としね。』
『かしこまりました。』
蛇族大使は、新しいボディで、出ていったのでした。
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『帰ったかな?』
かげから出てきたのは、とかげ大使でありました。
『彼女は、よい、政治家だが、ぬるすぎる。人類は、われわれを差別する政策を用意しておる。いざとなれば、革命だ。』
『あまり、闘いは、したくないですがね。』
『あんたは、段取りすればよい。毒針は?』
『装着ずみですよ。有効範囲は1000メートルです。はい。』
店主は、スイッチを渡しました。
『きっと、よい、地球になるぜ。人類にも、ちゃーんと、敬意を払うさ。じゃな。』
とかげ大使は、ゆったり、身を揺すりながら出ていったのであります。
『あいつのボディにも、爆薬設置済みだ。ま、使わずに済ませたいものだ。』
店主は、呻いた。
彼は、『第一王女』さまの、スパイであり、王女さまは、大宇宙からやって来たのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・ 🐊
おしまい
『ボディ・ショップ』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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