第4 ねばられる

あの黒い猫がいるらしい。


お父さんが教えてくれた!


でも、すぐにどっか行ったらしい。


「どうして黒猫がいたのかしら…?愛梨なにか知らない?」


「…えっ、知らないや…」


「ふぅん。」


「ご飯ができるわよ~。準備してね」


「はーあい」



「「ごちそうさまでした」」


「おそまつさまでした」


私はお風呂に入って寝た。


「――り!あいり!愛梨!おきて!もうっ!遅刻よ?!」


「………ん~?なぁな?んにゃ」


「はぁぁ。遅刻だってば!もう、お母さん仕事いくからね?あとは自分でおきて!」


おかあさんがしごとにいく…?仕事に行く?お母さんが?


「ァ"ァ"ァ"ァ"おきないとおおおおっ!!遅刻するうううう!」


パパパッと支度をして家を出た。


「今日も疲れたねぇ。」


「それなぁ…」


「ばーあい!あしたねぇ」


「ばいー!あしたね…?ん?今から遊ぶんでしょー?」


帰るとそこには――。


ねこちゃんだ!


……ねてる?


「こんにちはー!猫ちゃぁん!」


あ、あれ?ビックリしてる?


あ、あまえてきたぁ!かわいー!


もっとかまってあげたいけど…。遊ぶ約束してるから…。


ごめんね。また今度ね猫ちゃん!


こうして私は友達の家で遊んで、帰ってきたときは黒猫は居なかった。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

君と僕の人生 アリス @catkaraii

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ