第3 ねばる

僕は今、待っている。


周りには花が咲いており、人が出入りするところで。


ここにいると鰹節が貰えるはず...!!


あの少女はあの後すぐに僕を触った。


「いや〜〜!かっっわいいなぁ」


もう僕にデレデレだ。


鰹節なんて高価なもの飼い猫になるぐらいしか貰える方法はない。


このチャンス逃すわけには行かない...!!


と、いってみたはものの誰もいる気配はない。


今の時間帯はお日様がポカポカで寝るのが気持ちいい時間帯だ。


桜の木に登るのもいい。


今日は何が食べられるだろう。


やっぱり鰹節?それともおにく?ど、なーんだろ───……。







ハッ!意識がなかった...。


ね、寝てたのか...。


ふわぁとあくびをした。


「わぁー!!」


?!?!な、な、な、な、な、なんだっ?!?!


「こんにちはー!猫ちゃぁん!」


あ、あぁ。あの少女か。びっびびってないし?ビビるわけないし?この誇り高き猫様はビビらないし?


「うにゃぁぁ〜〜〜!にゃにゃにゃぁぁ〜!」


ふっ!これで鰹節がもらえるはずっ!


「ママー!あそび───…。」


ガシャンと少女は家の中に入っていった。


え?!え!?な、なんで...。まあでもまだ...ね?


あの後すぐでかい男の人がきた。


けどビックリして僕は隠れてしまってたのでご飯は貰えなかった...。


1日目は終了した...。


む、無念...。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る