ツイッターで「リツイートした人の作品を読む」でご紹介いただき拝読させていただきました!
まずは、あらすじ、題名、この話で良かった点を記入させてただきます!
【良かった点】
・世界観が独特で奇麗。
・<彼ら>の様子がとても独特で、世界観に深みを与えている。
・イメージカラーが白と黒と銀色の透き通った印象。そこに、主人公の黄色いボディが何となく明るい希望に満ちた印象を与えている。
・語りが軽快でスルスル読める。
・一度読んだだけでなく、何度でも読み返したくなる魅力。
・6000文字強と言う短いボリュームで「起承転結」がまとまっている点。
・スゴイ!
・重力六分の一の月であんまり加速したら、吹っ飛んじゃったりしないかな!?と言うドキドキハラハラ感と、ウィスパーに会えた時のほっこり感。
【個人的に、こーしてくれたらもっと自分には刺さったんじゃないかなーって所】
・長編で読みたい(笑)
いや、あの、読後の最初の印象が「で、これから、どうなるんだ??」だったので……
いや、これは「短編」を読みなれていない自分の問題なんですよね(苦笑)
そこの「余韻」とか「想像力」を楽しむのが短編だと思うのですが……うーん、好みの思考回路が長編寄り過ぎる(笑)
物語としては、とても奇麗で、ほんわかする話だったと思います!!
ありがとうございました!!
作者からの返信
なんて熱量ある感想!ありがとうございます!
自分でも散発的に思い付いたアイデアを繋げに繋げてふわっと書いた小説なので、あまり褒められると二度は書けないんじゃないかと不安になりますね😅
一応続きの構想はあるには有るのですが、まだSF的アイデアが足りないので書いておりません。
つい続きが書けそうな話の終わり方をするのは僕の悪い癖とも言えますが。。
僕は他の短編でも唐突に続きを書いたりするので、期待しないでお待ち頂けると有り難く思います。
と言うか、今現在執筆しているものも別の短編「不死ボク」の続きなので……💦
こんばんは!冬の夜にぴったりな素敵なSF、拝見させていただきました。
静かで引き込まれる意味深な冒頭、すごく好きです。この一区切りのあとからはSFらしい難解な単語も多く出てきますが、冒頭ではそのラッシュを控えていらっしゃるところがお上手ですし、まんまと止まれなくなりました笑
エコーはヒトらしい思考を持ちながらも機械の側面もきちんとあり、淡々としつつも優しいところもあって……と、機械なのに目が離せない主人公ですね。
月に生み落とされた<彼ら>について思考を巡らせるところはファンタジーで、謎が多くてドキドキしました。一部の<彼ら>は地上をめざす、そしてその保護を考えるべきという件は斬新で……また、なんだか言いようのない切なさを覚える好きなシーンです。
そしてウィスパーの存在を感知して走り出すエコー!あああ尊い!
これが人間なら「私は全力で駆け出した」と書けば済む一文ですが、さすが850キロの主人公です。その動きを達成するまでの道のりが半端ない笑
「ん……? ああ、走り出そうとしているのか」と気づいた時、その重厚感に少し笑ってしまったのですが……ただ不思議と、走り出したのを自覚するエコーの語りには、胸がギュッとなる感慨を覚えました。すでにキャラが大好きになっている症状ですね。
やっと会えたウィスパー、問答無用で可愛いです。どうして月へとか、その姿に……とか、考えだすとキリがありませんが、とにかく二人が会えてよかった!(SF素人なので、二人が会えた理由など明示されていたらすみません……;)オレンジと青の光で確認するところ、めっちゃ好きです……!
「喜び」と「悲しみ」を理解したエコーと異形のウィスパーが、今後どうなっていくのかとても気になります。でも、この余韻を残して終わるのもとても良いので悩みますね……。もっと駆け回るウィスパーちゃんも見てみたい!
ここまで科学用語が並んでいるのに読み切ったのは、何気にはじめてかもしれません。現実とフィクション、シリアスとラブが6千字の中にぎゅーっと詰まっていて、とても満腹です!ごちそうさまでした。繰り返しますが、ロボットのラブ、尊い……!
理解が及ばず的外れな表現もあったかもしれませんが、個人としてはとても色々と感じ入ることができました!この方面に強い人はもっと深く理解できるのだろうと思うとちょっと悔しいくらいです笑 でも、楽しかったです!╰(*´︶`*)╯
これからも独自の武器を活かして、素敵なお話を綴ってください!応援しています♪
作者からの返信
熱量ある感想、ありがとうございます!
僕自身も二度書けるか分からないSFファンタジーになってしまったと思ってるので。😅💦
実はウィスパーとか最初はあんなに鈍くさ天使にするつもりはなかったとか。。
でも色々細かくご指摘頂いて参考になります。
また何か機会がありましたらその折りは宜しくお願いします。🙇
いかん。これはいかん。
SFってこんなに綺麗なのか?
描写一つ一つが美しい。
宇宙という途方もなく孤独な場所で、コミュニケーションともいえないような通信を行う二人(あえて人とする)の方が、様々な言葉と手段ですれ違いの会話を繰り返す我々よりも人間らしい。
そんな主題を、情景の描写だけでなく、どこか無機質な設定の説明までもが浮き立たせている。
万人受けするかは別として、完成度の高さは圧巻の一言です。
作者からの返信
大変お褒め頂きありがとうございます。
とは言え、二回書けるかどうか分からない話なので自分的にはちょっとアレだったりするんですけどね。プレッシャーかな😅
雰囲気SFは書く分にはめっちゃ楽しいです。
また機会がありましたら、その際はよろしくお願いします。
──完全とは言えないが、学習を積めば「ヒトらしさ」を取り戻すことも不可能ではないだろう。
それが彼女にとって幸か不幸か、今のわたしには想像が〝可能"だ。
だが、わたしの意識の奥底が彼女に寄り添うことを望んでいる。──
「不可能だ。」
では無いのですね。
凄く面白いお話でした。
作者からの返信
実はこの「想像」に関するプロットは雑誌WIREDの「人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった」記事の「メンタル統合」からヒントを得ました……って元ネタをバラすスタイル😅いかにガバガバかバレちゃうんですが。。
本来AIは誰かに定義されないと物事の可否が判断できないんですが、そこを埋めるのがヒトで言う「想像力」。
「私は私だ」と認知するだけではヒトらしい思考はできないんですよね。
感想ありがとうございます!
星空以外に何も無い世界で紡がれる
人に近づく人で無いモノと、人から遠ざかってしまった者との交流、
無機質的だけど温かい様で、悲しげで寂しげで、
感情に奥行きがある様で、とても良いです。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
当初は「僕の考える百合」的な話で書き始めたものだったんですけどね、そこは「不死ボク」と同じで。
ヒトではないヒト、人外同士だからこそ成立するプリミティブな関係性というか。
なので、状況さえ説明できれば僕としては満足だったんですが、さすがにオチが無いのは不味かろうと。
八割がた書き終えて三日ほど止まってました😅
いやまあ、余所の知性同士の戦争に勝手に巻き込まれて人類が滅亡する訳ですから酷い話なんですけどね。。
エコーの、人らしさが胸に迫ります。
宇宙で寄り添うふたり。
どうか、永遠に。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
この後、地球の姿が見える月の表側までピクニックさせるか、壊れた宇宙船を直して地球に降りるか展開を迷ったのですが、余韻を残す方向で彼処でスパッと終わらせたのが正解だったようですね。
石頭のエコーとお転婆ウィスパー、また機会があれば(アイデアが降れば)続きを書いてみたいです。😊