キャッチコピーに偽りなし!まさしく「SFクトゥルフヒーローの決定版」

いや、感服しました。
私も「サイバー+クトゥルフ」の話を書きたいと案を練っていましたが、
この小説を読んだ以上、もう当分は出来ないでしょう。
それくらい設定がよく練られていて、面白い!

ネットワーク、ハッキング、AR、そして電脳化された魔道書。
そのアイデアがまた面白い。
特にARについては唸らされました。もうタメ息しか出ません。

そしてこれだけ複雑な設定なのに、とっても読みやすいんです!
これは並の力量では出来ません。
私はこの作者は
「実はけっこう有名なプロ作家が、別ジャンルに挑戦するために匿名で書いたんじゃないか?」
と疑っているくらいです。

そして「新しいのに、何故か懐かしさも感じるサイバーSF」
もう見事としか言えません。

SF、サイバー、クトゥルフ、ヒーロー
このどれか一つが好きな人なら、絶対に読んで損なしです!

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