第5話 オフシーズン


銀河一のホットドッグ 喧嘩っ速さはマッドドッグ

腑抜けた野郎はサンドバッグ 英雄の名はサム・パークヒル


見渡す限りの火星の大地 これら全てが俺のもの

隊長見てるか悔しいか? ホットドッグが食いてえか?


火星人の襲来も 俺はひるまず戦った

エルマは俺に惚れ直し 鼻高々で暮らしてる

グレート・サムの嫁さんは 幸せ者ねと噂され

十万人のお客様 ホットドッグにかぶりつく


きちがい野郎は忘れられ 俺の名だけが無窮に残る

宇宙一のホットドッグ ビッグな俺はサム・パークヒル

ビッグなサイズのホットドッグ 姉ちゃんお一つ食わねえか?

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連作ポエム「リリカル・マーズ」(レイ・ブラッドベリ「火星年代記」より) DOI @fee1109

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