とある屋敷で起こった窃盗事件。
盗まれたのは、「オーディンの眼」と呼ばれる美しい宝石がひとつ。
探偵役は吟遊詩人に、容疑者は屋敷に使える仕様人3名。
そして、この事件を俯瞰的に、第三者目線から推理するフギンとムニン。
誰が犯人なのか、事件の全貌も気になるところですが、個性的な2人のキャラクターにも魅せられます。
前編の、いわゆる事件編で散りばめられた様々な伏線が、後編の解決編で回収されていく様は、読んでいて思わず手を叩いてしまいました。
ネタバレになるので多くは語れませんが、フギンとムニンの2人だからこそ、解決へ導けたのかもしれません。
皆さまもぜひ、お読みになられてくださいね。