第100話*

 あなたは神妙にしていたが、相手の言葉が終わると質問する。

「生存者の2名はどうなりました。それと門番のじいさんは?」

「生存者は適当な記憶を植え付けてから日常生活に復帰することになるわね。まさか、吸血鬼に捕まっていたなんて話を自由に吹聴させるわけにはいかないですからね」


 あなたは頷く。

「そして、サミュエルじいさんはもう放免したわ。屋敷の古いガス管から火が出たという証言をしてもらわなきゃいけないし、主人の身元確認もね。ひっそりと田舎に住んでいた外国人が失火で死んだとしても、そんなニュースはすぐに人々の記憶から消えるでしょう」


 支部長の口調が変わる。

「そんなことより、自分の心配をしてもらわなきゃね」


 あなたは支給品を壊したり、失ったりしただろうか? そうなら、第87話に、そうでなければ第102話に進む。


⇒第87話に進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054890936084


⇒第102話に進む

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890935249/episodes/1177354054891123266

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