第2話 アン

そこは、ただ殺風景で子供達が遊んでいるところだった。どこ?というか、自分の格好がなんかおかしい。このキツキツなドレスとも言えないワンピース?を着ている。ちょっと待て。分からん、マジでどこ?私はキョロキョロして池を見つけた。あれを覗いて自分の顔を見よう。って、くそ、なんか生き物いるし。池に波紋つけんな、鯉!私はまたキョロキョロする。すると、なんか四角い施設を見つける。なんか怪しい。あの施設に絶対……鏡はある!!!!!!私は全速力で走る。子供たちの目なんて気にせずに鏡へ直撃する。そこに映ったのは…


燃えるように赤いおさげ、細い顔には大きすぎる灰色の目。そして、そばかす…

「これは……赤毛のアン…」

私はアン・シャーリーになっていた。


これはどういうことだ?私はもしかして『赤毛のアン』の本の中に入り込んだということか?何故だ?意味がわからん。


これから始まる物語。私はアンとしてこの世界で生きていくことになる。


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本の奥 芥庭 深乱 @akutabamiran

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