おまけ 設定など

◆◆◆登場人物◆◆◆

 物語から読めない展開があるのはマーロン叔父さんだけです。

 なお人名は主に小田急の駅名と付近地名から取っています。


鶴川 真司(つるかわ しんじ)

 本物語開始時26歳(すぐ27歳になる) 4月4日生まれ

 身長175センチ 体重72㎏ 見かけは中肉 眼鏡愛用

 元某北大学工学部学生

 (4年次で引きこもりになり中退。なお寒さに強いのは昔から)

【初期装備】

 安物の森林迷彩服上下(中国の人民解放軍のもの。安かった)

 グラスファイバー製ヘルメット

 ダンプポーチ

 安物ブーツ

 フェイスマスク(すぐ外した)

 ゴーグル

 中華製安物AK74(CIMA CM031B)

【その他の設定】

 公社発足後、総務部長として就任。

 峠の宿舎は解約して城に住み込んでいる。

 1年後の時点では独身。

 なお元引きこもりなので本来は電話が苦手。この物語でも数回電話を取っているが、実はそのたびに固まったりぎくしゃくしたりしている。ただ内容は全部電話の機能で録音してあるので大丈夫らしい。


柿生 五月(かきお さつき)

 18歳、中学1年からの引きこもり。5月生まれ。

 真司より重度の引きこもり

 (5年間、食料すら宅配ボックス使用で通販購入していた。)

 真司とオンラインゲーム「オシアニックオンライン」でパーティを組んでいた。

 見かけは年齢より幼い感じ。中学生くらいに見える。

 茶髪(地毛)ツインテール、身長140センチ 体重軽い Aカップ

 (ツインテールなのは自分で髪を切った際揃わなかったのをごまかすため。

  重度の引きこもりなので散髪にも行けない)

 料理が得意なのは父親の影響。父親が料理が好きで休日にはよく作っていた。

【初期装備】

 東京マルイ製PS90HCで弾幕を張るのがスタイル。

 当然その時のセリフは「汚物は消毒だぜ~ヒャッハー!」 

  迷彩服の柄は米陸軍OCP(通称マルチカム)と、米海軍特殊部隊用AOR2

【その後】

 公社発足後、公社に事務員として就職。

 なお毎夜、真司と聖奈と駒絵による高認対策の勉強をさせられている模様。

 料理が得意なのは変わらず、真司、聖奈、駒絵の朝夕食は彼女が作っている。


ユーエン(ユーエン・ムコ―ヒルズ)

 見かけは10代半ばくらい(魔族なので成長が遅い。実際は32歳)

 身長160センチ 黒髪ロング 細身

 体重不明(真司がおぶって山道を歩ける程度)多分Cカップ程度

 魔眼持ちで、魔眼の能力は「一番満足が行く選択肢を選ぶ」

 例えば何かを頼むとき、誰に頼めば一番望ましい結果になるかを見抜く。

そのため、カフネルズの街&脱出団のリーダーをやらされている。

 なお、普段は野草やキノコ類を魔眼で見分けて採取している。

 エルフ耳を髪と帽子で隠している

【初期装備】

 黒い短いマントに黒い革製上衣、黒スカート ロングタイツ ブーツ

 武器は主にボウガンを使用

【その後】

 公社発足後、住民代表理事として参加。

 住民対策の他に広報担当も専ら彼女の仕事である。

 いろいろな意味で城の顔である。

 ただし発表に使用する台本は9割以上真司が書いている模様。


マーロン・フラット 

 30代半ばくらいに見えるが実は100歳越え。

 見かけはインディジョーンズ以外の何者でも無い。

 ただし耳だけはエルフ耳。

 ユーエンの補佐で実の叔父にあたるが魔眼は無し。

 城の環境管理部門の責任者も兼ねている。

【おまけ設定及びその後】

 実年齢以上に個人固有時間が大幅に年食っているのは、世界の崩壊の調査についてのフィールドワークのため。マーロンとマーロンの『先生』の2人で世界の崩壊予定時刻を算出し脱出計画の基礎を作った。しかし研究調査の過程で事故にあい彼1人が助かり研究データを公表した。

(実際は『先生』のゼミで高等学院専門課程で研究中、50年前に飛ばされた。飛ばされた先で若かった頃の先生(当時は院生でマーロンと固有時間はあまり変わらず)に会い、何か理由があることを見抜かれ事情を説明した。先生は事故で自分が生死不明になるのを覚悟の上(先生は魔眼持ち)でマーロンを信じ研究を開始した。そして研究が完了した後、マーロンにすべての研究成果を持たせた上で先生は無理矢理マーロンを脱出させ、自分は行方不明となった。

 元恋人が逃げられたと言っていたのは、その頃のマーロンが事故で過去に飛ばされたことを意味している。

 城が軌道に乗り始めた半年後、肉部門を村人の1人に継がせて自分は再び次元を超える旅に出る。目的は『先生』を探すため。その後の消息は不明。


永山 聖奈(ながやま せいな)

 真司が大学1~3年の頃家庭教師をしていた女の子。生田準教授の姪(姉の子)。

 真司の事をお兄ちゃんと呼ぶ。

 小学校6年から引きこもりで学校に行っていなかったが、真司の言葉で高認試験を目指す。

 順調に行っていたが、高校2年次相当の時に高認試験をクリアし、その後急に教育熱心になった親や手のひらを返した元中学の時の担任(通ってはいない)に不信感を抱き、学校に行かなかった頃ののんびりした頃の方が雰囲気が良かった、と再び引きこもる。

 その後、真司が去った後別の思惑(大学を辞めてニート化した真司を養うため)で真司のかつて行っていた大学に合格し後輩になる。

【その後】

 大学卒業後、公社ではなく城の事務部門に就職。

 でも執務場所は公社と同じ城の事務室。


和泉 駒絵(いずみ こまえ) 

 真司が大学1年の時同じ一般教養を取ったことで仲良くなる。

 ただしあくまで友人として。

 その後、競技旅行部をでっちあげる時に真司に協力。

 聖奈入学時はサークルの最年長

 色々な理由から聖奈のことを妹分扱いする。 

【その後】

 1月後、城の事務部門に転職。

 ユーエンと聖奈、五月のいい姉御もとい相談役。

 城と公社の実権は事実上彼女が握っているらしいとも噂される。

 ただし真司とのスタンスはあくまで『友達』であり『仕事上の相手』のまま。

 ただし半年後の状態。


◆◆◆その他の設定◆◆◆


● 魔物各種

 スライム各種 

 魔物の死骸にたかる性質があるので、ゴブリンあたりを倒してほっておくと、1時間くらいでスライム3~4匹がたかり、2時間くらいで消化分解してしまう。

 一番出現率が高い魔物で弱くて速度が遅い分安価。

 グリーンスライム300円、レッドスライム400円

 イエロースライム500円 パープルスライム600円

 大きさ50センチ位


ゴブリン 

 毛無峠よりも長野側や万座側にもよく出現する

 身長1メートルくらいで貧相な悪人顔

 武器は腐った感じのショートソード

 なお類似品は毛無峠の売店でおみやげとして販売している。

 希少種でゴブリンメイジがいて、握りこぶし大のファイアボールを撃ってくるが、人魂並みに速度が遅いので簡単に避けられる

 討伐賞金はゴブリン1体2500円 ゴブリンメイジ4000円


コボルト 

 普段は小串鉱山の坑道で生活しており、夜になると毛無峠付近まで出てくる。

 毛並みの悪いドーベルマン面で身長1.2mくらい。

 武器はロングソード

 集団、10体以上で向かってくると結構強い。

 討伐賞金4000円


オーク  

 主に夜間に2~3体で出現する。豚顔。力が強いがトロい。

 オーク肉のハム・ソーセージは長野県高山村名物。

 単独での狩りは自殺行為。2人対オーク1匹でもかなり厳しい。

 魔王城に近づくとオークの群れ(5体以上)に遭遇するので、魔王城側にあまり坂を下る者はいない。

 討伐賞金は1万円。

 毛無峠付近で登山道まで持ってこられる場合、高山村観光公社がローダーを運転して引き取りに来てくれる。その場合の買い取り金額は1体15万円程度。


◆◆◆その他設定◆◆◆


競技旅行部

 もちろん旅行に競技など無い。

 でも正規の某北大学文科系準加盟団体として登録された。

 元はテニス同好会を追い出されたサークルクラッシャー3人のために真司がでっち上げた部。内容は「決まった金額内で、定まったお題にあった旅行を計画・実施しどれくらいお題に沿ったものであるかを評価し合う」という何とも変な部。

 もちろん真司的には色々目論見があって、「なんだかんだ言っても一緒に旅行に行けばそれなりに仲良くなるだろうし、議論する内容も殺伐としたものでなくばかばかしいモノなら白熱化しても問題にならないだろう」というのが目的。

 あまりに馬鹿馬鹿しい活動内容が結構受けて、半年語には総勢12名の本格的なサークルに成長する。

 なお最初は「暇つぶしに真司に手を出そうとしたサークルクラッシャーの女子」と、「その女が気に入らないので真司を取ろうとしたサークルクラッシャーの女子2人」と「わりと3人の女子が美人なのでそれにつられて入ってきた男子」と「暇だし真司に頼まれたから入ってやった男子女子」によって構成されていた。

 真司が退学してそれが自分たちのいがみ合いのせいだと思ってしまった女子3人はその後まっとうになり、うち1人は大学卒業後サークル中の男子と結婚したらしい。


お役所・支所

 建物の正式名称は『群馬県嬬恋村毛無峠合同庁舎』

 ただし後述の理由で所在地は長野県高山村にある。

 規制武器の貸出や、懸賞金の支払いもここで行っている(ATMもある)

 懸賞金の支払いには最新鋭の自動動画解析ソフトを使用している。

 貸し出したカメラから媒体を抜いてパソコンで解析することにより、12時間の動画から5分以内で討伐実績のカウントが可能。

 なおこの物語終了後も建物の位置はそのまま。これは元魔界地域は自然保護区として道路以外の整備は行われないこととなった為。


長野県高山村立毛無峠ロッジ 

 毛無峠は県境で群馬側は魔界内なので、必然的に施設は全て長野県側にある。

 (群馬県支所も長野県側にある)

 宿も長野県側でしかも公有地になっているため、この場所での宿泊はここ一択の独占状態となっている。

 ただし公営なので宿代は結構安い。

 収容400人で冬季も営業。だがバスは冬季は長野側からしかこない。

 一見木造に見える鉄骨コンクリート製3階建てで、火矢の跡や刀で切りつけた跡がうっすら残っている。また1階の窓は鉄格子が入っていてドアも分厚い金属製。

 なお、併設の『信州高山名産品市場』では地元野菜や肉、独自に焼いたパン等も売っているので自炊派にも人気。

 また『レストラン湯倉亭』では魔物のジビエ(オーク料理)、信州そば、信州高山村ワイン、山田牧場謹製アイスクリーム、小布施栗デザートが人気らしい。


交通機関

 群馬側からは軽井沢・万座鹿沢口から●軽交通・西●観光バスの共同運行

 軽井沢から毛無峠まで片道3,980円。1日3往復。

 万座鹿沢口から2,610円。上記バスとあわせ1日5往復。

 ただしこれら群馬県側のバスは冬期運休(途中道路が冬期通行止)

 長野側からは長野電鉄須坂駅からバスが出ていて片道1,200円。

 これは1日3往復。

 いずれもハイシーズンには増発される。

 なお毛無峠には客用駐車場はないのでいやでもこれに乗る必要がある。

 (最寄りの駐車場は湯沢分岐県営無料駐車場で峠までバス代200円。全てのバスが経由)

 いずれも特別仕様のバスでノーパンクタイヤ、軽装甲(刀ならはじく)、強化ガラス等を使用している。でも車体はいすゞのガーラハイデッカーの中古。

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群馬の魔王城 ~この先危険につき関係者以外立入禁止~ 於田縫紀 @otanuki

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