みんなのカフェ

増田朋美

みんなのカフェ

みんなのカフェ

バラ公園の近くに小さな茶店、今の言葉で言うとカフェが立っていた。とても小さい店だけど、店のマスターが居て、そこそこ客はいた。いわゆる人気のあるファミレス何かと比べたら、大した量じゃないかもしれないけれど。私は、今月からこのカフェで働き始めた。まあ、大学が休みなので、その暇つぶしにやってきただけなんだけど。でも、生半可な気持ちではここで働いてはいけないとマスターは言った。私は、その言葉の意味がよくわからなくて、とりあえずマスターに言われた通り、指示された食べ物や飲物を運んだり、レジでお金を受けとる役目をしていた。

今日も、この茶店に客がやってくる。始めの客は、小さな女の子をつれた母親だった。

「はい、いらっしゃいませ。」

とりあえずマスターは、メニューを出して、彼女たちを、座席に座らせた。彼女たちは、楽しそうにメニューを読み始めるけど、どうも変なのだ。女の子は、今時の時間であれば、学校へ行っている時間の筈なのだが。

とりあえず、彼女たちは、サンドイッチとコーヒーを注文した。マスターは伝票に、注文内容を書いて、厨房に行った。

「今日は、先生と話してどうだった?」

と、母親が聞いている。

「うん、たのしかった。」

と、女の子は、すぐにこたえた。

「それでは、暫く、先生と話せそう?」

母親がまた聞くと、

「うん、先生なら話せそう。」

と、こたえる女の子。それを見て、母親は、何だか落胆の表情を見せている。

「ねえ、はなちゃん、教えてくれないかなあ。なんで、今まで学校の事、ママに話してくれなかった?」

母親はしずかに聞いた。

そのはなちゃんといわれた女の子は、背丈から判断すると、小学校の低学年くらいにみえるのだが、意外に聡明そうな表情をしているのが、印象的だった。

「だって、ママに話すと、ママはもっと疲れちゃうもん。」

と、女の子はこたえた。

「いつも言っているでしょ。ママは疲れた疲れたって。テレビ見たり、お料理したりしながら、肩たたいて。」

「そうだけど、はなちゃんが、大事な事はママに言って貰いたかったんだけどなあ。ママ、学校で問題があったことなんて全く知らなかった。学校の先生に病院へ行ってくれって言われて、初めて気が付いた。」

母親がいうと、女の子は口を閉じてしまった。

「どうして黙り込むの?はなちゃんが学校で困ったりしたら、ママに言っていいのよ。其れとも、学校で、しゃべってはいけないのって言われたの?学校の先生だって、学校の事は、パパやママに話しましょうって、言わないの?」

昔の学校であればそういう事は確かにあった。学校のことをうるさいくらい話してくれる、という言葉がよく聞かれていたこともたしかだ。でも今は、学校の事はより複雑になっており、そういう言葉は死語になりつつある。

「はなちゃん、話してくれないかな?学校で、何か酷いことされた?先生が、呼び出すくらい酷いことを。」

「違う、違うの。」

はなちゃんは、そう言って、また黙り込んでしまう。

「ママに言ったら、ママは怒るよ。あたしの事見てくれなくなる。」

「でも、学校の先生は、早急に手を打ってください、でないと、クラスのまとまりが、かけてしまいますって言ってたよ。一体はなちゃん、学校で何をしたの?」

母親は、一生懸命それを聞いているが、女の子はまだ話すことが出来ないようであった。

「一体何をしたのよ。はなちゃん、学校はそんなに嫌な所だった?」

ここで重要なのは、大体の親が勘違いすることがあるという事だ。それは、大体の人が被害者になりたがるという事だ。

「はなちゃん!」

母親は一寸語勢を強くして言った。奥の席で、サンドイッチを食べていたサラリーマンが、何があったのだろうかと、二人を見ている。

「博君の、」

はなちゃんは、そっと涙をこぼして言う。

「博君の上履きを、ゴミ袋に入れて、ごみやさんにだしたの。」

母親はえっとおどろいた。被害者であれば、次の言葉が出やすいが、加害者となると話は別である。つまり、はなちゃんは、同級生の博君の上履きをゴミ捨て場に捨ててしまったという問題を起こしたのだ。

「どうして、、、。」

母親はしくしく泣いている。きっと、こんな風に娘を育てたつもりはないという思いがあったのだろう。

「誰かにやれとかそういうことを言われたの?」

そういうことを聞くと、はなちゃんは首を振った。

「じゃあなに!他人の持ち物を勝手に捨てるという事は、悪いことだって、お母さん教えてきたよね!どうしてそんなことをしたの?博君の上履きは、すぐに本人に返したの?」

「ううん、ごみやさんが、そのまま持ってった。」

と、はなちゃんは正直にこたえた。

「他にも、若しかしたら、博君にしたことあるの?」

と、母親が聞いている。何だか警察の職務質問のような聞き方になっている。

「消しごむを隠したり、博君の教科書をごみ箱に捨てたり。」

はなちゃんは泣きながらこたえた。

「ど、どうしてそんなこと、、、。」

お母さんも、これでやっと早急に手を打ってくれの意味がわかったんだろうか。はなちゃんは申し訳なさそうにお母さんを見ている。

「あたし、やっぱり博君に悪いことをしたよね。席が近くになったからって。」

お母さんは、流れる涙を抑えて、はなちゃんにこう切り出した。

「どうして博君にそういうことをしようかと思ったの?博君が、何かはなちゃんに酷いことをしたの?」

お母さんは、博君について、こんなことを話し始めた。博君のことは、保護者会でも話題に上った事がある。博君のお父さんとお母さんは、彼を普通学校に入れるつもりはなかったという。でも、担任の先生が、子どもの成長の一助になるからと言って、博君をクラスのなかまにしようと言ったのだ。博君は、見かけでは、ほかの子と対して変わらないのだが、音に酷く過敏であったり、給食を食べられないでお弁当を持ってきたり、服の背中についている洗濯表示をすべて取ったりなど、工夫をしなければならない箇所があったのである。そのような子を、学校に入れて、博君のせいで、勉強が他の子よりも遅れてしまうのではないかという心配が懸念されたが、担任の先生は、博君をなかまにしようと言って聞かなかった。若い先生なので、時にそういう理想的なことに走ってしまうとは思ったが、まさか自分の子が、その子をいじめる羽目になるとは、信じられなかった、と。

「違うよ。博君が、学校で泣くのがおもしろくて。ほかの子は、あんな奴がいると、勉強の邪魔になるから、消してしまおうぜといった。」

まだ、小学校低学年だから、余り受験などのことで騒ぐということはないが、もうちょっと学年が進めば、そういう講義も生じてくるのかもしれなかった。それに、消してしまおうという表現が子ども特有のモノで、私は、ちょっと気になった。

「あのね、博君は、鉛筆の字じゃないのよ。消してしまおうという表現はいけないでしょ。」

母親はゆっくり話すことにしたようだ。

「博君は確かにみんなと違うよね。でも、違うのは博君のせいじゃないの。誰でも、本人には抑えられないことってあるのよ。それが博君にはそうでちゃうだけ。はなちゃんがピーマンが嫌いで、食べられないのと一緒よ。だから、そういう所をおもしろがったり、博君を排除しようとしちゃだめよ。」

「でも、博君のせいで、勉強が出来なくなる。だって、あたしたちの一番しなければならないことは、勉強することでしょう。違うの?」

はなちゃんが、そういうと、マスターが、サンドイッチとコーヒーを持ってきてくれた。

「はなちゃん、そういうことも、世のなかに出るために必要なんだよ。」

静かにいうマスターは、何だかはなちゃんにとって、威厳のあるおじさんという感じだった。

「きっと、博君のような人は、これから先何度もであうと思うよ。そのときに、博君をいじめちゃいけないよ。」

マスターは、しずかにはなちゃんの前に、サンドイッチを置く。

「今日は、大事なことを勉強したね。博君を忘れずに、これからも生きて行ってね。」

そういって、マスターは、軽く敬礼し、厨房にもどっていった。

はなちゃんは、何を言われたのかわからないらしく呆然としている。

「とりあえずはなちゃん、おじさんがお昼を持ってきてくれたから、食べようか。ね。」

母親はそういうことをいうが、はなちゃんの顔には、涙が浮かんでいた。母親は、それ以上、何も言わないことにしたようだ。これから先、カウンセリングの先生に話していくなどして、はなちゃんは、自分のしたことを、理解するだろう。この子はこうして泣いているのだから、完全に悪人になったわけではない。今は、博君を理解するために、くるしんでいるんだったら、大人が操作せず、子どものペースで待ってやることも、大事だと母親は思い直してくれたようだ。何か決断したような顔をして、サンドイッチを食べている。

女の子が、サンドイッチを食べ終わると、母親がレジにいる私にお金を払って、二人はしずかに退店していった。女の子は元々素直そうな顔つきをしている。きっと彼女はこれからも、博君と仲良くやっていけるだろうなと私は思った。


それと入れ替わるように、今度は中年の夫婦がはいってきた。多分、花見でもして、こちらに寄ってきたのだろう。

「おい、大丈夫か。」

と、旦那さんが、そっと奥さんの手を貸している。奥さんは、何か障害でもあるのだろうか、ほとんど言葉というモノはなく、天井を見つめて、ああ、ああ、と言っているだけであった。

「いらっしゃいませ。」

マスターは、二人を座席に座らせた。そして、どうぞと優しく言ってメニューを渡した。

「さて、なににするか。ほら、サンドイッチもあるし、ケーキもあるよ。」

旦那さんが、一生懸命メニューの文面を奥さんに見せている。奥さんは何か考えているようであるが、どうしても言葉がでないらしくて、また、ああ、ああ、としか言わない。

「これにするか?」

と、旦那さんは、ケーキを一つ指さした。奥さんは、小さく首を縦に振る。

「よし。じゃあ、そうしよう。えーとすみません。お願いします。」

旦那さんがマスターを呼んだ。

「このイチゴショートと、チーズケーキ、あと、コーヒーを二つください。」

すると、奥さんが旦那さんの袖を引っ張る。何か言いたそうな顔をしているのだ。

「どうしたの?ほかに何かたべたいモノがあるのかな?もし出来れば言葉で言ってもらいたいモノだが。」

と、旦那さんは最後の語を神頼みでもするように言った。それが、旦那さんの最大の望みなのだろう。奥さんはそれにこたえるかのように、一生懸命言葉を考えているらしい。でも、言葉がでないのだろうか。やっぱり、ああ、ああ、としかいうことが出来ないのである。

「おい、しっかり話してくれ。まだ、そんな風になる年でもないんだから。」

何か訳があって、話すというのがむずかしいのだとわかった。

「若しかしたら、紅茶がほしいのではありませんか?」

と、マスターが言ってみると、奥さんは、其れです!と言いたげににこやかな顔をした。でも、旦那さんは、

「出来れば、それを言葉にして言ってもらえないだろうかね。」

と、不満を漏らすのだった。

「それでは、ショートケーキと、チーズケーキ、コーヒーと紅茶ですね。」

マスターは伝票に注文内容を書いた。

「はい。お願いします。おまえも意思があるんだったら、言葉に出して言うようにしないと。」

と旦那さんは言っている。それではこの奥さん、昔はしゃべることが出来たのだろう。ちゃんと旦那さんの話は聞いているので、耳が遠いということはなさそうだ。もしかしたら、脳梗塞とかそういうモノで、しゃべれなくなってしまったのだろうか。それとも、心因性のモノかもしれない。でも、旦那さんは、決して彼女を見捨てようとかそういう雰囲気は持っていない。これからも二人は夫婦として、ずっと、生きていくんだろう。彼らに少しでもしあわせが訪れますようにと、コーヒーを淹れるマスターにも、気合が入っているようだ。

マスターが、ケーキを持っていくと、二人はおいしそうに食べていた。奥さんはショートケーキを食べてにこにこしている。その表情を見れば大丈夫だろう。彼女はきっと言葉を取りもどすだろう。そんな思いをめぐらせながら、マスターは、その二人をにこやかに観察ているようだ。

二人は、ケーキを食べ終わった。ご主人が、レジにいる私に、ケーキと飲み物のお金をはらった。マスターは、二人を激励する気持を込めて、

「いつまでもお元気で暮らしてください。」

と、言って二人を見送った。私は、大変な奥さんをもって、非常に辛い人生になるんだろうなと思うけど、頑張って、と心の中で旦那さんを励ましながら、二人を見送ったのだった。


人生って、本当に儚いものだなあと私は思う。あの女の子も、あのご夫婦も、これから乗り越えていかなければならない試練という物が、沢山あるに違いない。二人とも、事情を抱えている。それを一つ一つ克服しながら、やっていかなくてはならないからだ。そう考えると、私なんて、普通に高校までいって、大学受験も苦労もしないで合格して、つまらない大学生活を送っているが、あの人たちに比べたら、何とも言えない生ぬるい人生を送ってきたなあと、なんだか申し訳なく思ってしまうのだった。そういう人たちに、私も何か出来たらなと思うのだが、所詮、何のとりえもない私に、何かできるかなと考えれば、何一つなかった。

私は、小さくため息をついて、レジカウンターを眺めていた。


その数分後の事であった。

「よし、着いたぞ。ここだ。」

と、中年の男性の声がした。そしてカランコロンと、入り口のドアのカウベルが鳴って、二人の着物姿の人物が入って来る。二人はちょっと異様な雰囲気があって、私はちょっと話しかけるのは、怖いなという気がした。

「よう、姉ちゃん。ここでそばケーキを出しているそうだが、こいつに大急ぎで食わしてやってくれないか。一生に一度はケーキくらい食わしてやりたいのよ。だから、頼むぜ。大急ぎ。」

蜘蛛の巣の様な柄の着物を着た人が、そんなことを言った。私は、何の事なのかさっぱりわからなくて、はあ?と首を傾げたまま、その場に立っているしかなかった。

「おい姉ちゃん、客が来たんだから、座席へ連れていくのが店員というものじゃないのか?」

と、またその人はいうのだが、なんだかそれは、やくざの親分の様なしゃべり方で、なんだかちょっと応答するのは怖いなと思ってしまうのである。

「おう。杉ちゃん。ああ、水穂さんも来てくれたのか。よく来てくれたなあ。どうぞ、こっちの席に座って下さいよ。」

マスターが出てきて、二人を近くの席に案内する。一人の人物は、やくざの親分の様で、もう一人の人物は、その部下であろうか?それとも若頭かしら?それにしてはがりがりで、体も小さくて、男性というより小柄な女性という様な雰囲気があった。そんな人物が若頭?え?どういうこと?と、私が想像をめぐらせていると、

「杉ちゃん、ご注文は?」

と、マスターが言った。

「おう、ここでさ、そばケーキを始めたそうじゃないか。こいつに一つ食わしてやってくれないか。こいつ、ケーキなんか今まで一回も食ったことがないからさ。あっちへ行っちゃう前に、一度でいいからケーキという物を食ってもらいたくてさ。」

ケーキ食べれないの?と私は思った。ケーキなんて、子供のころから、食べてきたものではなかったのか?少なくとも今の時代なら、そうなっているはずなんだが、、、。

「わかったよ、正確に言ったら、そば粉のシフォンケーキね。じゃあ、水穂さんには、クリームは付けないでおくね。」

と、マスターは伝票にそば粉のケーキと書いた。

「飲物はどうする?」

「おう、紅茶二つ。クリームも砂糖も一切抜きね。当たっちゃうから、こいつ。」

杉ちゃんと呼ばれた人は、その人を顎で示した。その相手の人は体こそ小さい人であったけど、随分綺麗な人だった。どこか有名な俳優で、似たような人物がいそうなくらいだ。その綺麗な人は、ほんとにすみませんと言って、マスターに静かに頭を下げた。私は、その柔らかい物腰から、暴力団の若頭とはちょっと違うなとおもった。もしそうなら、もっと体育会系の顔や体つきをしているに違いない。其れとは、かけ離れていて、げっそりと痩せている。とても暴力団の若頭という感じはしなかった。

「わかったよ。」

マスターは伝票に紅茶と書いて、厨房に戻っていった。

「大丈夫かな。」

その綺麗な人は心配そうな顔をしている。

「大丈夫じゃないの。今までそば食って、当たったことはなかったでしょ。」

杉ちゃんという人は、またその乱暴な口調でそういっている。私は、マスターが水穂さんと言っていたその綺麗な人が、何か事情を抱えているのかなあと、なんとなく思った。

「そうだけど、そばとケーキは違うし。」

「いや、大丈夫だよ。小麦粉で当たる人がいるから、そうならないように、そばケーキというのが作られてるんでしょ。」

つまり、水穂さんという人は、小麦粉にアレルギーでも持っているのだろうか。そういえば、私の周りにもいたっけ。確か、親戚の子が、小麦でできたパンを食べた後に体調を崩したということは、聞いたことがあった。その時、グルテンという物質が、体に悪いことをすると聞かされた覚えがある。

それと一緒なのか?と今の私なら理解できる。先ほどの二組の客を見て、普通の生活とは違う生活をしている人間がいるってことを、私はちょっと知ったからであった。

「まあ、もうちょっと待ってろや。ケーキというもんがどういうものであるか、それくらい体験してみるのも、悪くないよ。」

「う、うん。」

水穂さんはそういったが、そのあと、二三度咳き込んだ。口を拭ったその紙が、ちょっと朱くなっているのが見えた。

随分、大変な人がいるものだ。私は、なんだか、のこのこと今まで生きていたのが、何だか申し訳ないように感じる。あの、はなちゃんという女の子、中年のご夫婦、それからこの水穂さんも。みんな世の中を大変な思いで生きているのだ。私は、勉強するのが嫌で嫌で、渋々この店でアルバイトを始めたのが、恥ずかしくなった。そう、私も、何か、人のために役に立つことをしなくてはということをなんとなく、この時学んだのである。

咳き込んだ水穂さんは、隣で杉ちゃんに大丈夫か、なんていわれながら、口元をチリ紙で拭いていた。うん、ごめんね、と言いながら、鞄の中へチリ紙を捨てている。私は、そっと、この人に何かしてやりたいと思って、小さなかごを、急いでおいてやった。

「どうもすみません。なんだか申し訳のないことをして。」

と、彼は言った。その口調から、悪い人ではないと確信することができた。私は、この人を安心させてやることが、自分にできることなのではないかと思って、

「大丈夫ですよ。うちのマスターが作るのは、グルテン粉もなにも使ってませんから、当たることはありません。」

と、説明してあげた。

「そうですか。ありがとうございます。」

と、水穂さんは言った。

「おーい、洋子ちゃん、とりあえず、紅茶をあの二人のところにもっていってやってくれないか?」

マスターが、厨房からそういっている。私は、はあいといって、水穂さんににこやかに笑いかけ、厨房にむかって歩いて行った。

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みんなのカフェ 増田朋美 @masubuchi4996

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