心のストレッチ

SOSに気がついて！

　不安障害や発達障害、睡眠障害等など様々な病気を取り上げてきましたが、精神病の殆どはその病気事態で死ぬことはありません。それが、癌や肺炎といった病気などと異なるところではないでしょうか。

　しかし、そんな精神障害でも間接的に死に至ることはあります。有り体に言えば自殺です。辛くてどうしようもない時、もうどうでもいいやと思ったとき精神病が原因となり結果として自殺をしてしまうことがあります。

　しかし、そんな精神病にも様々な形で死のうとする前にいくつかのサインを出すことがあります。それを見逃さず、それを見たときに精神科などに頼っていただくことが大切です。

　そんなSOSのサインですが、旅支度を始めたり身の回りの整理を始めたり等があります。正直に言うと他者から見て把握するのは難しいところです。だからこそ些細な違いを見逃さないでいただきたいんですよね。普段と少し違う、なんだか妙に冷静といった様子などから観察をしていく必要性があります。

　そして何より大切なことなのですが、もし身近に精神病などの診断を下された方がいらっしゃったら一番気をつけていただきたいのは治りかけているときです。というのも、うつ病などの場合、一番気分が落ち込んでいるときは何もしたくない、出来ない状況にあります。しかし回復をして行くにつれてパワーが出てきます。つまり、思考自体はマイナスなのに少し元気になってしまうことで自殺へのパワーが現われてしまうのです。ですので、元気になってきた、良くなってきたときにこそ細心の注意を払う必要性があります。

　また、それは精神病になってしまった人にも同じ事が言えます。多くの精神病は再発を多くしてしまう事があります。なので元気になってきた少しマシになってきたその時こそ焦らずにゆっくりと経過を見守る必要性があります。なにはともあれ、精神病に関しては焦らずゆっくりと向かあい、自身を納得させる事が大切です。

　今回は皆様への大切なお知らせをさせていただきまして終わりとさせていただきます。ありがとうございました。