広島支店でのエステティシャンの能力が認められず、東京本社の商品部へ転勤になるはずだった主人公の類。
そのはずが——人事部の手違いで、偶然同じ名を持つ男性と配属先を取り違えられ、彼女は腕利きのイケメン美容師が揃う人気店「beautiful magic」へと配属されてしまう。
思ってもいなかった環境。とんでもなく美男で癖のあるメンバーたち。彼らと社員寮(なんとシェアハウス!)で一緒に過ごすことになった類は——?
彼女の苦難に満ちた、そしてちょっと危ないドキドキに満ちた日々を、時にクスッと、時に正面からシリアスに描く、明るい躍動感に満ちた物語です。
美容室メンバーたちの持つそれぞれのキャラクターは皆個性的で、しかも全員粒ぞろいの美男子。紅一点の類はまさに心身共にグラグラと翻弄されます。
そんな甘い揺れだけでなく、類が次第にプロとして仕事に向き合う心構えや技術を身につけ、周囲の信頼を得ていくその成長過程もストーリーの中で丁寧に描き出され、甘いだけでないしっかりとした読み応えを存分に味わうことができます。
12章142話までを拝読した段階で、物語は次第にメンバーそれぞれが真剣に抱く本心に触れかけており、類がその想いにどう応えるのか、というクライマックスに差し掛かっています。これから彼らがどう動き、彼女がどんな道を選択するか。最後まで物語から目が離せません。
作者様ならではの個性豊かで魅力に満ちたキャラクター達が生き生きと輝く、素敵な物語です。是非ご一読ください。
エスティシャンとして失敗した類は広島から東京へ転勤することに。
しかし、人事の手違いで違う部署に回されてしまうのだが……。
絶賛連載中、第37話まで読了時点のレビューとなります。
主人公の類が、様々な問題に振り回されていく様子が等身大で共感できます。
理不尽な扱いにも健気にがんばる姿には応援したくなります!
ビューティサロンのイケメンたちは類を苛めますが(笑)。
この先きっと彼女の魅力が開花し逆ハーレムになるだろう……と想像すると、今のこの辛い場面こそ重要に感じますし、そこがまた面白いです。
イケメンの種類も豊富で、わたしは今のところ鳴海さんがお気に入り。
今後の展開で変わるかも、という期待がまたわくわくを増長します。
地方出身の類がどんな風に彼らの手で美しく輝いていくのか。
それを追うのも楽しみのひとつです!^-^